[アップデート] Amazon QuickSight のポイントマップでヒートマップオプションが利用出来るようになりました

[アップデート] Amazon QuickSight のポイントマップでヒートマップオプションが利用出来るようになりました

Clock Icon2023.05.27

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いわさです。

4 日前ほどに QuickSight の API が変更されまして、ポイントマップでヒートマップ的なのが使えるようになる気配を感じていたのですが、しばらくはまだコンソール上から機能の確認は出来ていませんでした。

つい先程 QuickSight コンソールを見てみたところ、ヒートマップのオプションが使えるようになっていました。

What's New at AWS でのアナウンスはありませんが、公式ドキュメントは更新されています。

ポイントマップビジュアルを使うと地図上に位置情報データを表示させることが出来ます。
従来の標準的なポイントに色やサイズをメジャーで指定する方法に加えて、半年ほど前にはポイントの集合度に応じてクラスターポイントを追加で表示するオプションが追加されていました。

今回アップデートされたのはこのクラスターポイントと同じような、ポイントマップでのポイント表示方法のオプションが追加されています。 集合度に応じてクラスターポイントではなくヒートマップ形式による色の濃淡で可視化することが出来るようになりました。

(2023.06.06 追記) 公式アナウンスも出ました

設定方法

対象のビジュアルは日本語だと「地図上のポイント」でのみ利用可能です。
塗りつぶしでは利用できません。

以下はデフォルトのベーシックポイントです。 ビジュアルのフォーマットからポイントオプションを開きます。

次のように、先日まではベーシックとクラスターポイントの 2 つが選択肢だったのですが、「ヒートマップ」が追加されています。

他のポイントオプションとの比較

ここでは前回クラスターポイントの確認に使った分析を使用して、ヒートマップがどのように見えるのかを確認してみます。
次はデフォルトの「ベーシック」です。
データの位置情報が表現されていますが、ポイントのサイズなどを別のメジャー値などでカスタマイズすることが出来ます。

次は半年前に使えるようになった「クラスターポイント」です。
この機能はベーシックのようにサイズをメジャー値で指定することは出来ません。また有効になる縮尺はカスタマイズが出来ないのでそのあたりは QuickSight にお任せという形になります。

そして、次は今回使用出来るようになった「ヒートマップ」です。
一定の縮尺時の位置情報の密度に基づいて色の濃淡で表現されています。

グラデーションのカスタマイズが可能

このオプションでは次のようにグラデーションの Low と High の 2 色を任意の色に設定することが出来ます。
あとはポイントの密度に応じて自動で色が設定されます。

次は青色をベースにした場合の例です。

制限

クラスターポイントと同様、ヒートマップオプションもいくつか制限がありました。

まず、地図で色やサイズのフィールドが設定されている場合はクラスターポイントと同じでオプションの選択が出来ません。

また、一定の縮尺からヒートマップが使えるようで、次はヒートマップオプションを選択した状態ですがベーシックで描画されていました。

さいごに

本日は Amazon QuickSight のポイントマップでヒートマップオプションが利用出来るようになったので使ってみました。

これまで地図ビジュアルでヒートマップを使用したかった方は多いのではないでしょうか。
クラスターポイントと同様にカスタマイズ範囲がもう少し調整出来るようになると尚嬉しいですね。

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