Amazon QuickSightのテーブル及びピボットテーブルにてスタイル設定のオプションが追加されました
いわさです。
なんだかQuickSightの細かいアップデートが近頃多くて、QuickSightを触る機会が多いです。
本日は先日追加されたテーブルのスタイル設定オプションを試しましたので少しご紹介出来れば思います。
分析機能の強化ではなく、ビジュアルのカスタマイズが出来るようになるアップデートになります。
テーブル用のデータ取り込み
テーブル用のCSVデータを用意しデータセット作成を行います。
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テーブルもしくはピボットテーブルのどちらからビジュアルを作成しましょう。
この記事ではテーブルを使って検証を行いました。
URL列に対するスタイル設定の確認があるので画像URLを含めています。
画像は当ブログのCDNからURLをお借りしました。
スタイル設定
テーブルの設定アイコンを押下し、ビジュアルのフォーマット設定画面からスタイルの設定を行います。
合計行のスタイル設定
合計を表示している場合に、合計行に対するスタイル設定が可能です。
以下の設定が可能です。
- テキストサイズ・色
- 背景色
- 罫線の形式・太さ・色
なお、合計行の位置固定と、位置を上に変更することも出来ますが合計行を上の位置に設定した場合、一行目と重なってしまう場合があったので注意してサイズ調整を行ったほうが良さそうでした。
ヘッダーおよび通常行のスタイル設定
合計行だけではなく、ヘッターや通常のデータ行も同じようにカスタマイズすることが可能です。
- テキストサイズ・色・配置
- 通常行および代替行の背景色
- 罫線の形式・太さ・色
URL列のスタイル設定
フィールドのスタイルオプション機能が実装されています。
現時点では特定のフィールドを選択し URL オプションを選択することが可能です。
URL オプションではデータ値の URL に対する表示方法を選択することができます。
例えば URL をハイパーリンクとして表示させる。また、ハイパーリンクは別タブとして開くのか、別ウィンドウとして開くのか、などの開く時の挙動についても設定することが可能です。
別タブで開くよう設定すると、ダッシュボードでも分析でも別タブで開かれるようになります。
この例だとCDN画像のURLですが、通常のWebページURLでももちろん有効です。
また画像 URL はハイパーリンク以外にセルへ画像イメージとして表示させることも可能です。
その場合、画像のサイズをスケールするかどうか、スケールする場合は高さと幅のどちらに合わせるのか調整するオプションを選択することが可能です。
こちらは列ごとに設定出来ますが、同一列内で分けた設定は出来ないのでご注意ください。
画像サイズがバラバラだと表のバランスが崩れやすいかもしれないので適用列は注意したほうが良さそうです。
各セルの配置や高さの設定変更
主に、配置と色・ラインの太さを調整出来ることをご紹介してきましたが、それ以外で言うと、行の高さを数値として指定し調整することができるようになりました。
行の高さを変更した上で折返しの有効化・無効化も可能です。
まとめ
多数のユーザーへ公開するような使い方が想定されているので、機能面だけでなくビジュアル面のダッシュボードをより見やすくするアップデートも頻繁に行われており、非常に良いですね。
今回はテーブルレイアウトに限った対象範囲の狭いアップデートですが、利用されている方は是非お試しください。
地味な設定かもしれませんが、見栄えの良いデザインの作成はとても大変で、私には使いこなせませんでした。
分析エンジニアがダッシュボード作成時に活用出来るようにデザインテンプレートなどが増えていくと便利だなと思います。