[最大4TBの大容量メモリ] RDS for Oracle で X1/X1e インスタンスが利用可能になりました

最大4TBの大容量メモリを搭載したインスタンスタイプ、X1/X1eがRDS for Oracleで利用可能になりました!
2018.05.24

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは、菊池です。

あの、大容量メモリを搭載したインスタンスタイプ、X1/X1eがRDS for Oracleで利用可能になりました!

X1/X1e インスタンス

X1/X1eインスタンスは、大容量のメモリを搭載したメモリ最適化インスタンスとしてEC2で利用可能でした。最大サイズのx1e.32xlargeでは4TBものメモリが利用可能です。

今回のアップデートにて、そのX1/X1eインスタンスがRDS Oracleでも利用可能になりました。EC2と同様に以下のような特徴を持ちます。

  • インテル®Xeon®E7 8880 v3(Haswell)プロセッサー
  • Elastic Network Adapter(ENA)有効で最大10Gbpsの帯域幅が利用可能
  • EBS最適化

これまで利用可能だった最大のインスタンスタイプ、db.r4.16xlarge(64vCPU、488GBメモリ)と比較して、最大スペックが大きく向上しています。

提供されるインスタンスタイプ

提供されるインスタンスタイプと、エディション、東京リージョンでの利用料は以下の通りです。

インスタンスタイプ vCPU メモリ SE SE1/2 EE 利用料/時間
db.x1.16xlarge 64 976 GB - - $ 16.256
db.x1.32xlarge 128 1,952 GB - - $ 32.512
db.x1e.xlarge 4 122 GB $ 1.9261
db.x1e.2xlarge 8 244 GB $ 3.8522
db.x1e.4xlarge 16 488 GB $ 7.7045
db.x1e.8xlarge 32 976 GB - $ 15.409
db.x1e.16xlarge 64 1,952 GB - - $ 30.8179
db.x1e.32xlarge 128 3,904 GB - - $ 61.6358
  • SE/SE1/SE2/EEはそれぞれ、Standard Edition、Standard Edition One、Standard Edition Two、Enterprise Editionを指します。
  • 利用料は、東京リージョン、シングルAZのものです。
  • いずれのエディションも、ライセンス持ち込み(BYOL)のみで利用可能です。
  • ライセンスの制限により、SEは最大32vCPU、SE1/2は最大16vCPUまでとなります。
  • 参考:Amazon RDS for Oracle 料金

コンソールから選択可能になっています。

SE2の場合、ライセンス込みの利用形態も提供されていますが、X1/X1eが利用できるのはライセンス持ち込み(BYOL)の場合のみです。

まとめ

今回のアップデートで、RDS for Oracleで利用できる最大のメモリサイズが大きく上昇しました。これまで、メモリを多く必要とするワークロードでは、止むを得ずEC2にOracleをインストールし、セルフマネージで利用してたユーザーも多いのではないでしょうか。

今後は、そのようなユースケースでもRDSを使うという選択が可能となりますので、積極的に移行してRDSのメリットを享受しましょう。