AWS IoT 再入門ブログリレー2021を(まだまだ多分続くけど)一旦まとめてみました
IoT事業部の熊膳です。7月からIoT事業部が誕生しました。詳細は、以下のブログを参照して下さい。
IoT事業部は、IoTを武器にお客様の困り事や課題を解決する部隊です。ということで、今まで以上にIoTに関する「知識を増やす」「熟練度を上げる」活動をしていこうと考えています。
その一環で、もう2ヶ月前になりますが、チームメンバーで AWS IoT 再入門ブログリレー
を行いました(本日も1本追加になってますね)。ちょっと時間経っちゃいましたが、この辺りで一旦まとめてみたいと思います。
それにしても個人的にとても勉強になりました。メンバーに感謝です。
AWS IoT 再入門 2021
まずは一覧ページはこちらです。緑色系のアイキャッチがならんで、IoTっぽい(?)ですね。
AWS IoT Core
トップバッターは、その名もCore、AWS IoT Coreです。このサービスは使ったことがあるので、復習がてらと思って読みましたが、やっぱり知らないことありますね。
サーバー認証の独自認証機関の証明書を使う方法が公式サイトを見てもなかなかわからなく、メンバーに教えてもらいました。感謝。
AWS IoT Things Grap
IoTアプリをGUIで作る!っていうサービス。知らなかった。勉強しないと。 それにしてもGreengrassで動くアプリをGUIで作って、デプロイしてモニタリングまでできるなんて、すごいですね(今さらですが)。使い所が難しそうですが、PoCのようにサクッと作りたいときに使えそうです。
AWS IoT Device Management
膨大な数のIoTデバイスの管理を簡単かつ安全に行うことができるようにしてくれるマネジメントサービスです。 以前案件でフリートの検索を使ったことありましたが、便利ですよね。 ブログでたとき、yoshimにちょっとわかんないことがあるので教えてってSlackで投げたら、結構人集まってミニ勉強会になりました。その節はありがとうございました。
いろいろ活用できそうなのにうまく使えてないですが、今やってる案件でジョブを使い始めたので、再勉強しておきます。 最近GAになったFleet Hubも気になりますね。使っていきたいです。
AWS IoT Analytics
IoTデータの収集・変換・活用までサポートしてくれるサービスです。 今やってる案件で使おうとしているサービスで、大量のデータを収集・加工・保存していく部分に活用しようと考えてます。データフローの設計部分をしっかり考えたいです。 それにしても、今までLambdaで頑張ってた部分がいろいろ楽になりそうですね。知らないと損。
AWS IoT Greengrass(V1)
ご存知、AWSのエッジコンピューティングサービスです。Greengrassに関しては、お客様導入支援という形で係る案件はあるのですが、私自身は残念ながら開発で関わったことはありません(別チームではありますよ)。 IoTというからには、エッジ側も関わってきますのでうまく活用していきたいです。最近はv2をというお客様も多いので、引き続き勉強していきたいです。
Amazon Kinesis Video Streams
AWSへ動画をライブで簡単かつ安全にストリーミングすることが可能となるサービスです。 そのものズバリ、動画をストリーミング配信したいというお客様や、現地の映像を収集したいという案件で使っています。 前職でEC2でWebRTCという案件に関わったことがあるのですが、なかなかサーバーの管理や設定が大変でした。覚えておきたいサービスです。
AWS IoT Device Defende
クラウド側の設定やデバイスの挙動に対してセキュリティチェックを行い問題があれば軽減してくれるマネージドサービスです。 私はこのサービス使ったことなかったのですが、これはすぐにでも使えそうなサービスですね。
- クラウド側のセキュリティ設定の監査
- デバイス側の不正な異常動作の検出
IoTとセキュリティは切り離して考えられないので、うまく活用したいです。
Amazon Lex
音声やテキストを使用して、任意のアプリケーションに対話型インターフェイスを構築できるサービスです。 以下のブログを見ていただくとすごくイメージできると思います。
- [Amazon Lex] 遂に来た! Amazon Lexが、日本語化されたので、早速、日本語ボットを作ってみました
- [Amazon Lex] Amazon Lexが日本語対応となったので、Amazon Connectから使用して居酒屋の電話予約をボット化してみました
今までAlexaやAmazon Connectだけではうまく活用できなかった場面でも音声やテキスト等でやりとりできるので、UX向上の一つの武器として使えますね。
AWS IoT Events
デバイスの状態を検知するためのサービスです。これを使うと何が嬉しいかと言うと、Lambdaで一生懸命コードを書かなくてもGUIベースでステートマシンを簡単に実装に組み込むことができるという点です。デバイスの状態に応じて処理を行いたいことって結構あると思いますが、それを比較的簡単にできるというのは、魅力的ですね。 案件でも、デバイスとの通信断の検知(ハートビート監視)に使う予定です。
佐藤くんがAKIBA.AWS ONLINEでAWS IoT Eventsについて熱く語るブログへのリンクも張ってあるので、ぜひ読んで欲しいです。
Amazon Location Service
地図や位置情報などの地理情報リソースを管理し、またこれらのリソースにAPIやSDKでアクセスしてアプリケーションに統合することができるAWSサービスです。 IoT案件で位置情報を活用したいという要望はよくあります。デバイスを地図上に表示する、経路を表示する、ジオフェンス(特定の範囲に入ったら、範囲から出たらイベント発火)などです。このときGoogle Mapを使って、いろいろ自前で(もしくはライブラリを活用して)これらを作り込んできたのですが、AWSでも地理情報を活用できるサービスが出てきました。DeveloersIOブログでも何本か記事が出てますが、問題なく使えそうな印象です。次案件ではAmazon Location Serviceを使う候補に入れたいと思います。
AWS IoT Core for LoRaWAN
LoRaWAN デバイスを AWS に接続・管理できるサービスです。 私にとってLoRaWanといえば920MHzのサブギガ帯で遠くまで届く&低電力で魅了的だけど、実際にはまだまだ使えないというイメージでしたが、AWS IoT Coreでも利用できるとなると、いよいよ活用できる場が増えてきたってことでしょうか。ブログ読む限り、日本で使うにはデバイスどうする問題はまだあるようですね。東京リージョンは未サポートですし。ただ、もうすぐ使える未来が見えてきてるので、この辺も勉強しておかなきゃって改めて思いました。それにしても難しくてなかなか頭に入ってきません。再読しないと。
まとめ
AWSのIoTサービス、実は他にもあります。それだけAWSはIoT関連に力を入れているってことですよね。 実際にクラスメソッドにも、IoT関連の問合せはかなり多くあります。
当たり前ですが、IoTは手段であって目的ではないです。我々が力を入れるべきところ(困りごとの解決やよい体験の提供など)に注力するために、これらのIoT関連のサービスを上手く使っていきたいと思います。そのためにもいろいろノウハウためていこうと改めて思いました。
このAWS IoT再入門ブログリレーは、実は私が読みたくて始めた企画です。この機会に多くのメンバーがブログを書いてくれて、本当に勉強になりました。感謝です。
以上、どなたかの参考になれば幸いです。