[レポート]Lightning talk「コンプライアンスとコスト管理による可視性と最適化の実現」に参加してきました。#SMB203
こんにちは。中村です。
本記事は Lightning talk「Managing compliance and costs to achieve visibility and optimization」 の参加レポートになります。
概要
Discover a simple method to jointly manage cloud compliance and costs. After a lift and shift migration that enabled the Swiss insurer to shut down its data center, Helvetia has started their journey in the cloud with a focus on modernization and optimization. But how do you optimize costs without impacting compliance? This lightning talk will demonstrate how to bring visibility to, prioritize, and balance FinOps and compliance initiatives.
[機械翻訳]
クラウドのコンプライアンスとコストを共同で管理する簡単な方法を紹介します。スイスの保険会社Helvetiaは、データセンターを閉鎖することができたリフト&シフト移行の後、モダナイゼーションと最適化に焦点を当ててクラウドでの journey を開始しました。しかし、コンプライアンスに影響を与えることなくコストを最適化するにはどうすればよいでしょうか?このライトニングトークでは、FinOpsとコンプライアンスの取り組みの可視化、優先順位付け、バランス取りの方法を実演します。
スピーカー
- Patrick Mevel, Cloud Compliance Expert, Helvetia
- Franck Noel, Sr. SA Manager, AWS
レベル
- 200
内容
Helvetia社の経験をもとにコンプライアンスとコスト管理の方法を紹介いただきました。
まず、現状のクラウド移行状況を共有いただきました。
計画的に移行を行い、クラウドへの移行が完了した現在、何をする必要があるのか?
クラウド利用における「最適化」ですね!
特に、リフト&シフトによって移行されたシステムは、クラウド利用に最適化されていないため、できること、したいことがたくさんありそうだと、セッションを聞いていて察することができました。
次に、クラウド移行に伴う課題感を共有いただきました。
コスト最適化とクラウド利用でのコンプライアンスでした。
たしかに、クラウドを導入では気になるところです。
コンプライアンス遵守や会社のポリシーに準拠するためにとあるサービスを利用する。そして、そのサービスは高価なため、ランニング費用が高くついた。オンプレミスの方が良かったのでは?みたいな話は私もたまに聞きます。
異なる視点でシステムを評価しているため、互いの主張に壁ができることがあります。
さて、ここでHelvetia社で最適化を行なった際に対応したことしなかったことを紹介いただきました。
コスト最適化の軸とコンプライアンス遵守の軸とで何をしてきたのかを案内いただきました。
考え方の一つとして参考にできそうです。
セッションの中で補足もありましたが、この図表の考え方は一例になります。
会社毎に、何を優先するのか、どんなポリシーがあるのかで変わってきます。
Selectに位置付けられている対応内容が必須の範囲に入ることもあるでしょう。逆も然り。
最後に、各社においてどんなことができるのか紹介いただきました。
明確な役割があった方が組織として活動しやすいという側面もあるかと思いました。
同じチームとして同じ目標を持って対応できると、最適化への道がより明るくなりそうです。
感想
20分ほどの短時間のセッションで、クラウド移行やクラウド導入の後に誰もが遭遇しそうな話でした。
何を重要視するのか方針を決めた上で、最適化してどんどクラウドを利用していきたい。そう思わせてくれるセッションでした!