Amazon Redshiftのクロスリージョンスナップショット機能を試してみた
先週、Amazon Redshiftに関して様々な機能追加が行われましたがその中の1つ、『クロスリージョンスナップショット』について早速試してみたいと思います。
作成したRedshiftの詳細から、[Backup]→[Configure Cross-Region Snapshots]を選択。
設定の有無で[Yes]を選択した上で、スナップショット保存先のリージョンと保存期間を設定し、[Save Configuration]ボタンを押下。保存期間は1〜35日まで設定が可能です。
設定後の詳細画面。[Backup, Maintenance, and Logging]の項にクロスリージョンスナップショット関連の項目が表示され、設定値が反映されています。
設定反映後、スナップショット保存先に指定したリージョンのスナップショット一覧を見てみます。早速コピーが始まってますね。
ここで、今回新機能となったクロスリージョンな方ではなく、従来のスナップショットを実践してみます。先程と同じメニューから[Backup]→[Take Snapshot]を選択。
任意の名前でスナップショットを取得。
スナップショット生成が始まり、ステータスが[available]な状態になると...
裏(ここでは表の東京に対して裏のN.ヴァージニア)で、手動スナップショットのコピーも始まってました!
この辺りについては、AWS公式ドキュメント(Amazon Redshift Snapshots)にも解説がありました。『Copying Snapshots to Another Region』にて以下のような記載があります(該当しそうなとこだけざっくり訳)
- 指定先のリージョンにコピーされた自動スナップショットの保存期間は、指定元リージョンの自動化スナップショットの保存期間とは別のものです。
- コピーされたスナップショットのデフォルトの保存期間は7日間であり、自動スナップショットにのみ適用されます。
- 手動スナップショットは指定元or指定先リージョンのどちらの影響も受けません。そしてあなたが手動で削除するまで、残り続けます。
この内容で行くと、こんな理解で良いのかしら?デフォルト保存期間(7日間)とクロスリージョンスナップショットの指定保存期間(ここでは1日間)の関係性がどういう風になるのかがちょっとモヤっとしてるかもです。
- クロスリージョンバックアップの方は指定した日付(ここでは1日間)残っている
- 手動バックアップ且つクロスリージョンにコピーされたものは手動で消さない限り残り続けている
今回はお試しでクラスタを立ち上げていたので東京リージョンのクラスタは早々に削除しましたが、東京リージョンのスナップショットはクラスタ作成と同時に削除され、クロスリージョンスナップショットで指定していたN.ヴァージニアのスナップショットは残ったまま(そして削除出来ない)でした。こちらのスナップショットに関しては指定日数(1日)、保存された状態となるのでしょう。
まとめ
という訳で、新機能のクロスリージョンスナップショット機能を触ってみました!従来のスナップショット機能と合わせて適切なバックアップ計画を遂行して行きたいところですね!