【AWS Configコスト削減】どのリソースが原因になっているのかCloudWatchメトリクスで確認してみた
AWS Configの料金高くないか?
こんにちは!AWS事業本部のおつまみです。
みなさん、AWS Configの料金高いな、、どのリソースが原因か知りたいなと思ったことはありますか?私はあります。
先日あるアカウントでコスト削減できる箇所を調査していたところ、AWS Configの料金が異様に高いことに気づきました。
AWS Config では、記録された設定項目(configuration item recorded)ごとに0.003 USD
かかります。(料金 - AWS Config | AWS、2024年2月時点の東京リージョンで「連続記録」の場合)
そのため、リソースの新規作成や設定変更、削除が頻繁に行われる環境では意図せず料金が膨らむ場合もあります。
かつては、どのリソースが原因かAmazon Athena を使って確認することができました。
しかし、現在は CloudWatchメトリクスで AWS Config の記録された項目数を確認できるようになりました!これにより、 Athenaをセットアップせずに、簡単にどのリソースが原因か簡単に特定することが可能です。
今回は、その方法をご紹介したいと思います!
いきなり結論
- CloudWatchメトリクスの
ConfigurationItemsRecorded
をリソース別に確認する。
やってみた
- CloudWatch コンソールに移動し、左のナビゲーションメニューで、[すべてのメトリクス] をクリックします。
-
検索バーに
ConfigurationItemsRecorded
を入力します。 -
設定 > リソースタイプ別
を選択します。 -
All
のチェックを外します。 -
[グラフ化したメトリクス]タブを選択し、統計を
平均
→合計
に変更します。 -
[オプション]タブを選択し、グラフを見やすくするために、
円
を選択します。 -
直近1ヶ月の記録された項目数を確認したいので、期間を1ヶ月に変更します。
たったこれだけで直近1ヶ月の記録された項目数を確認することができました!
結論、こちらのアカウントではAWS::Config::ResourceCompliance
とAWS::Backup::RecoveryPoint
の項目数が多いことがわかりました。
基本的に上位にでてきたリソースに関しては、AWS Config で特定のリソースタイプだけを記録から除外設定することでコストを抑えることができます。
しかし、今回こちらのアカウントで上位に上がったAWS::Config::ResourceCompliance
とAWS::Backup::RecoveryPoint
に関して、項目数が増加した原因がやや複雑でした。
別途こちらのブログに記載しておりますので、同じようなことでお困りの方はぜひ読んでみてください。
さいごに
今回は、AWS Configコスト削減のために、どのリソースが原因になっているのかCloudWatchメトリクスで確認する方法をご紹介しました。
CloudWatchメトリクスで情報を取得できることを知らなかった方も多いのではないでしょうか?
AWS Configの料金で悩んでいる方はぜひ確認してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
どなたかのお役に立てれば幸いです。
以上、おつまみ(@AWS11077)でした!