[レポート]本当に大切なものは余白から生み出される。ゆるい1on1のススメ

2021.01.06

はじめに

こんにちは、かみとです。2021年1月6日~9日の日程で開催中のReagional Scrum Gathering Tokyo 2021の参加レポートです。

今回は御茶ノ水ソラシティ会場とオンラインのハイブリッド開催となりました。本当は現地で参加したかったのですが、covid-19の状況が芳しくないこともあり、オンラインで参加することにしました。どちらでも参加できる環境を用意してくれた運営の方に感謝です。

まず一本目として、本当に大切なものは余白から生み出される。ゆるい1on1のススメのレポートです。

スライド

「本当に大切なものは余白から生み出される。ゆるい1on1のススメ」

登壇者

  • 長南理恵さん
    • LINE株式会社
    • アジャイルコーチ
  • Akiさん
    • 組織変容コーチ
    • チームコーチ
    • システムコーチ
    • エグゼクティブ・コーチ
    • ライフコーチ
    • etc

セッションレポート

1on1には様々な形がある

  • いろんな書籍が出版されている

1on1で起こりやすいモヤモヤ

  • どうしても力関係が出てしまうとか
    • 言えなかったこととかが出てきがち
  • 仕事の話がメインだと問題解決に行きがち
  • 1on1が上手く行く行かないは結局ソフトスキルが影響しているよねとか

興味範囲が近い人との1on1は?

  • 緊張状態のある話もない話もどっちもOK
  • 価値を提供しているかをあまり意識しなくていい
  • ゆるい1on1

ゆるい1on1からわかった5つのこと

その1、私たちの1on1にあるもの、ないもの

  • 1on1やってて何がいいのか??
    • 私たちに合う 1on1
      • 始め方:自分達で造った関係
      • 口癖:「そういえば〜」「全然関係ないんですけど」「話変わるけど〜」
    • もしそうだったら私たちに合わない 1on1
      • 始め方:作られた関係
      • 口癖:(はやく終わんないかな)(この時間なんなんやろ?)(この人は自分をどうしたいんやろ?)..とか考えちゃう

その2、雑談、脱線の重要性

  • 脱線したら本望
  • 盛り上がって脱線することを本懐とする
  • どれくらい脱線できたか
  • なぜ雑談が盛り上がるのか
    • 初対面だから、仲良くなれないというわけではない

その3、余白に溶け出していく情報がある

  • 「そういえばあれさ〜」という空気感
  • 情報・感情の浸透圧
    • 場の圧力が高いと、出そうと思っていた情報は出せるけど、思いつきや突拍子もないことが言いにくい
    • 場の圧力が低いと、思いつきや突拍子もないことが言いやすい。場に情報や感情が溶け出しやすい。余白がある

その4、弱い紐帯の強さ

  • 強い紐帯
    • 家族・親友・職場の同僚など
    • この関係性にばかりフォーカスすると、遮断される危険性
  • 弱い紐帯
    • 友達の友達、知り合いなど
    • ネットワークを促進するメリット
  • 弱い紐帯によってコミュニティがより強くなるのでは

その5、DTA、WAのしごと

  • DTA(Designed Team Alliance)とは
    • チームやパートナー間の意図的な共同関係の構築
    • その場に合ったDTAを選択する
  • WA(Working Agreement)とは
    • 共に活動する上での合意事項
    • チーム全員でつくり、アップデートを繰り返す
    • 一方で、ルールとか決め事が多い
      • どんどん積まれていく、みたいなのは辛いと感じた
  • 「ビジョンが何であるかではなく、ビジョンが何をするかが大切なんだ」by ロバート・フリッツ
    • ビジョンがどういう影響を与えるか、どういう作用をするのかが大事

感想

1on1をする上で、あまり考えなしにやることが多いなとまずは反省しました。1on1の目的って私の場合は、その相手の人となりやコンテキストを知ることで相手に一歩近づいて、何でも相談できたり率直な意見を言えるようになったり、その後のコミュニケーションを円滑にするために行っていたんですが、そのためにどういう場づくりをすればいいのか、アプローチとしてどうすればいいのかというところまではあまり考えていなかったなと。

「情報の浸透圧」の考え方で圧力の低い場をつくることで、情報が溶け出しやすい関係性になる、というのもとても面白い考え方だと思いました。心理的安全性が高く、思いつきやアイデアを出しやすい環境をつくるために、まずはチームにおける情報の浸透圧を意識してみたいと思いました。