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[アップデート] Amazon RDS for SQL Serverにて、CPU最適化オプションが利用できるように!料金が最大55%抑えられます
こんにちは、クラウド事業本部 コンサルティング部の荒平(@eiraces)です。
AWS re:invent 2025では現地参加しています。
本日、Amazon RDS for SQL Server にてCPU最適化オプションというものが利用できるようになりました。
最新世代(M7i, R7i)のインスタンスファミリーを利用する場合にCPUマルチスレッドを最適化し、ライセンスコストを削減できるという仕組みのようです。
そもそもM7i, R7iはRDS for SQL Serverのエンジンでサポートされていなかったため、最新世代で使えるようになったというのもアップデートですね。
リリースノートは以下↓
(抜粋)
Amazon RDS for SQL Server launches optimize CPU with support for M7i and R7i instance families, which reduce prices by up to 55% compared to equivalent previous generation instances. Optimize CPU optimizes Simultaneous Multi-threading (SMT) configuration to reduce commercial software charges. Customers can lower cost by upgrading to M7i and R7i instances from similar 6th generation instances. Furthermore, for memory or IO intensive database workloads, customers can get additional cost reduction by fine tuning optimize CPU configuration.
(機械翻訳)
Amazon RDS for SQL Server は、M7i および R7i インスタンスファミリーをサポートする「CPU 最適化」を開始しました。これにより、同等の前世代インスタンスと比較して最大 55% の料金削減が実現します。「CPU 最適化」は、同時マルチスレッド (SMT) 構成を最適化し、商用ソフトウェア料金を削減します。お客様は、同様の第 6 世代インスタンスから M7i および R7i インスタンスにアップグレードすることで、コストを削減できます。さらに、メモリや IO を集中的に使用するデータベースワークロードの場合、「CPU 最適化」構成を微調整することで、さらなるコスト削減を実現できます。
有効化方法
Aurora and RDSコンソールより有効化が選択できます。
CPUを最適化 というオプションが追加されています。

ちなみに、対象外の旧インスタンスなどはメニューがグレーアウトされます。

チェックを有効にすると、vCPUの数が設定できます。
「デフォルトのvCPUの数」は指定するインスタンスファミリーによります。
ここでvCPU数を少なくすればその分ライセンスコストも小さく済む、という算段ですね。
vCPUを小さくすればその分CPU利用率は上がるので、実際のワークロードを見ながら調整するのが良さそうです。

価格比較
新価格については以下をご覧ください。(執筆時点では公開されていないため、更新を確認次第記載します)
おわりに
Amazon RDS for SQL Serverのワークロードにもよりますが、メモリ偏重でCPUが余りがちなケースでは、柔軟にCPUが調整できるためライセンスコストの削減に繋がってとても嬉しいですね!
オンプレミスではなかなかこのような調整はできないため、クラウドならではのメリットでもあると思います。
このエントリが誰かの助けになれば幸いです。
それでは、クラウド事業本部 コンサルティング部の荒平がお送りしました!






