[新サービス] AWS Well-Architected Toolがリリースされました! #reinvent

2018.11.30

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はじめに

中山(順)です

ラスベガスよりお送りします!

AWS Well-Architected Toolがリリースされました。

New – AWS Well-Architected Tool – Review Workloads Against Best Practices

概要

これまでは自身の構築したシステムがWell-Architected Frameworkに則っているかを評価するにはAWSのソリューションアーキテクトにレビューしてもらうことが一般的でした。 このツールを利用することでAWSの利用者自身が評価を行えるようになります。また、具体的にどのような改善を実施するべきかを説明するコンテンツも含まれています。

やってみた

サポートしているリージョンでコンソールにアクセスします。

評価対象のワークロードに関する情報を入力します。

レビューを開始します。

すると、5つの柱毎に質問が用意されているので順次質問に回答していきます。

質問によっては、回答する必要が無い(システムの特性上考慮不要、など)場合があります。 その際には、"Question does not apply to this workload"をチェックします。

考慮不要でなければ、各選択肢に記載されたことを考慮しているかを回答します。 選択肢の意味が不明な場合は、右側の説明を参照します。 ちなみに、全ての選択肢にチェックが入ると満点のようです。

Notesの部分には、考慮不要な理由ややるべきことだとは理解しているが何らかの理由で選択肢にチェックできない背景などを記載します。

全て回答すると、StatusがAnsweredになります。

以下のように改善すべき事項を表示してくれます。

評価結果はPDFでレポートに出力することもできます。

また、ある時点の評価結果はMilestoneとして残すことが可能です。

まとめ

これまではAWSのソリューションアーキテクトがレビューを行うことが一般的でした。 このツールを利用することで、AWSの利用者自身でも評価と改善を行うことができるようになります。 評価の精度/妥当性という意味では第三者に評価してもらった方が適切な場合がありますが、セルフサービスで実施することで改善のスピードを上げることができますので、システム構築の初期段階でまずはご利用頂くといいのではないでしょうか?

現場からは以上です。