信販会社からの情報流出通知にて記載があった対処案のカード差し替えをやってみた
クレジットカードに関するセキュリティのトラブルには自衛が欠かせませんが、どうあがいても自衛では対処できないケースもあります。
利用しているカードについてのトラブルの内容がメールで届きました。所謂詐欺への誘導かとも思いましたが、実際に信販会社サイトにアクセスしてみると該当の告知があり以下の選択を求められました。
- カードを差し替える
- セキュリティをガチガチに固める
2については、クレジットカードアプリのリアルタイム明細通知、MoneyForwardでのリアルタイム家計簿、OneTimeTokenでの随時認証等、これ以上は利用額の上限設定くらいしか手段がないほどの手法を取っていた身でした。1の方法をとるとどれほどに面倒な手順が発生するか試してみたくなり、今回あえて1の手段を取ってみました。
カードを差し替える
具体的な内容として、
- カード番号が変わる
- すでにカードを登録していた通販系には自身で再登録がいる
- 引き落としのタイミング次第では自身で振り込みの手続きが必要になる
といった感じです。一言でいうと複数の引き落としに被るときついやつです。
事前に取るべき対応
支払いの手段を変更しておきます。銀行振り込みにしたい場合は口座確認で少し時間を要するケースがあるところでしょう。問い合わせもできるように平日中に済ませるべきです。
セカンダリのクレジットカードがあるならそれに支払い先を変えておきます。2枚もクレジットカードを持っていない場合は追加でカードを発行するのも手です。
今回はポイント目的でAmazonのカードに切り替えておきました。なお、iPhoneの場合はApplePayで決済時にカードを切り替えるだけで対応できます。
サービス(Youtube等)によってはサブカードを設定しておくと、メインのカードが使えなくなった場合に自動でサブで引き落としをしてくれるところもあります。
実際の切り替え動作
- 信販会社へ切り替えの申し込みを行う
- カードが利用不可能になる
- 2週間程で新しいカードが届く
- 新しいカードで登録しなおす
なお、通常は切り替えに伴って費用がかかるのですが、今回は加盟店責任ということで消費者側は費用なしとなりました。
1の申し込みは信販会社によって異なります。しばらく経つと2にてカードが利用不可能になるのですが、これはそのタイミングでiPhoneの場合はWalletから強制削除されます。いつまで決済に使えるのか分からないのが悩みだったのですが、強制削除時点で使えなくなったことがわかりました。
3と4についてはカード更新とほぼ手続きは変わりません。
あとがき
個人情報漏洩でのカードの差し替えという事例は初めて遭遇しました。利用する通販サイト等で個別にカード登録が求められていた場合にはとても面倒なことになりますが、iPhone等の共有支払いルートを使っている場合は幾分手間を省くことができます。
MoneyForward等の家計簿を元にして再登録先を確認する手もあります。とっさのことで慌てないように財布の確認は怠らないようにしましょう。