ボタン機能で既存ブロックを差し替えたケースと差し替えに至らなかったケースを挙げてみた #Notion

先日追加されたButton機能を色々と検証してみて、利便性が上がるとして差し替えたケース及び代替にはならないと諦めたケースの両方を挙げました。
2023.03.28

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

新しく/Buttonが追加され、これまでの/Templateが動作させたいコマンドを1つ1つ自力で入れていた状態からある程度サポートされるようになりました。

以前のTemplate機能は以下の通り。

操作してみると気づかれるかもしれませんが、以前あった/Template/Buttonでもいけるようになってます。差し替わった意味はあったかといえば、大分ありました。以前はできなかった挙動も幾つか含まれており、ものによっては既存ブロックを差し替えてもよいかと思われます。

色々とパターンを試してみて、実際に幾つか差し替えたケースと、差し替えるには至らなかったケースの両方を挙げてみました。

差し替えたケース

割と思いつきやすい例かもしれませんが、編集を目的としない同期ブロック、ようは複数の箇所からルールブックとして同一のページを参照したい場合。以下の図はルール記述量がそれなりになったのでトグルで省スペースとしています。

これのネックはトグルすることに気が付かないケースがあるところです。また、うっかり操作して編集することもあります。というのもページ単位ではないためにロックが効かないからです。

これを新しくなったTemplate機能のポップアップに差し替えた場合、ページ単位での表示となることでロックが効くようになります。なお、表示されたポップアップ上でロック解除も可能になっているので、その場での編集も勿論可能です。

これまでのトグルの狭い部分をクリックしないと開かなかった状態から、ボタン全体が判定になったことで操作もしやすくなったといえます。

差し替わらなかったケース

今回のTemplate機能はブロックの作成にてデータベースやビューの追加も可能です。データベース及びビューにはフィルタも設定できます。ただし、Template機能はクリックのみで利用者からの値指定を受け付けていないため、可能なのは規定値あるいは相対設定でのフィルタリングのみとなります。

よって、追加毎に最新の特定期日でフィルタリングしているケースには差し替えができませんでした。

あとがき

刷新されたTemplate機能にてプロパティの編集やデータベースの追加やページの追加・編集が気軽にできるようになったことで、NotionAI経由でブロック要素追加やプロパティ編集をやろうとしていた場合はTemplate機能に寄せるべきと受け止めました。

ボタンにプロンプト等で値を渡せるようになると色々と応用ができそうですが、それは今後のアップデートに期待です。