[Repro] 30分で出来るはじめてのRepro 〜アカウント作成からiOSプロジェクト設定、録画機能まで〜 #repro
こんぬづは、最近の筋トレはruntasticのタイマーアプリでタバタプロトコルを用いている田中です。
今回はReproを使う上で一番最初にやることについて解説していきます。
「Reproとは?」ということについては以下の記事をご参照ください。
対象読者
- これからReproを使おうとしているiOSエンジニア
CocoaPodsを使った方法を解説するので、CocoaPodsの環境整備をお願いします。
アカウントを作る
Reproの公式ページにアクセスします。
「無料ではじめる」ボタンをクリックします。
するとアカウント登録画面に遷移するので、メールアドレスと任意のパスワードを入力して登録ボタンを押します。
これでアカウントの登録は終了です。とってもカンタン!
プロジェクトをセットアップする
スタートガイド画面を開く
アカウント登録を終えるとスタートガイド画面に遷移します。
スタートガイドはヘルプ > スタートガイドからいつでも見ることができます。
これからスタートガイドに従ってプロジェクトをセットアップしていきます。
iOSプロジェクトにReproを導入する
ReproはCocoaPodsに対応しているので導入するプロジェクトのPodfileを編集します。
// Podfile target 'YOUR-PROJECT-NAME' do pod "Repro" end
Podfileを編集したらpod installをします。
$ pod install
Reproのセットアップをする
プロジェクトのAppDelegate.swiftの
func application(application: UIApplication, didFinishLaunchingWithOptions launchOptions: [NSObject: AnyObject]?) -> Bool
の中でReproのセットアップを行います。
以下で解説するソースコード内にある"YOUR_APP_TOKEN"は先ほどのスタートガイド画面の「SDKを導入する」の項に表示されている文字列を入力して使います。
// AppDelegate.swift import Repro func application(application: UIApplication, didFinishLaunchingWithOptions launchOptions: [NSObject: AnyObject]?) -> Bool { // Reproのセットアップ。トークンはスタートアップ画面より参照 Repro.setup("YOUR_APP_TOKEN") // 録画機能のスタート関数 Repro.startRecording() }
ReproではdidFinishLaunchingWithOptionsでRepro.startRecording()を呼び出して録画を開始することで録画機能を利用することができます。Reproのセットアップが正常に行われたかどうかは、この録画機能によって録画されたアプリの動画が、Reproに正しくアップロードされたかどうかで確認することができます。
録画したデータをコンソール上で確認する
ここまでを終えてプロジェクトをRunし、端末のホームボタンを押す(シミュレータの場合Command + Shift + h)などによりアプリをバックグラウンドにすると録画した動画データがReproに送られてコンソールで確認することができるはずです。
これでReproの初回セットアップは完了です。お疲れさまでした!
まとめ
アカウント作成からSDK導入・設定、録画機能を使うまでをとても簡単におこなうことができました。素早いアプリ改善・コンバージョンを目的としたReproならではのユーザビリティの良さを感じました。
ここからさらに登録したイベントを使った分析や、分析した結果をもとにアプリ内メッセージ機能でリーチしたいユーザーに特定の画像や文章をRepro上から送信することなどもできます。そちらの方法も今後追って解説していこうと思います。