Slack の CLI と無料サンドボックス環境で Hello World を実行してみた

Slack の CLI と無料サンドボックス環境で Hello World を実行してみた

Clock Icon2024.11.30

はじめに

アノテーション テクニカルサポートチームの 川崎 です。

2024年3月に、Slack の新しい開発者向けサポート機能として、サンドボックス環境が使えるようになりました。

https://slack.com/intl/ja-jp/blog/developers/developer-program-launch-jp

2024年9月に、ワークフローの従量課金が廃止されました。
それ以降、スタンダードワークフロー/プレミアムワークフローの区別なく、Slack の有料プランを利用していれば、追加費用なしで、ワークフローを実行できるようになりました。

Slack のワークフローにおける使用量ベースの請求に関する変更点 | Slack

この記事では、Slack CLI と サンドボックス環境を使用して、Hello World のサンプルワークフローを実行してみます。

Slack の開発者ポータルでサンドボックスを作成

まずは開発者ポータルにアクセスします。

Slack Developer Program

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はじめにアカウントを作成します。「プログラムに参加する」をクリックして、登録を進めていきます。

サンドボックスのプロビジョニングには、クレジットカード登録が必要となります。
普通にサンドボックスを作成したり、アプリの動作確認をする分には、費用はかからないとのことです。

アカウントをセットアップできたら、早速サンドボックスを作ってみます。

Slack CLI のセットアップ

次は Slack CLI をインストールします。

各プラットフォームのインストールの手順はこちら。

https://api.slack.com/automation/quickstart

slack コマンドがインストールできたら、ターミナル上で slack login を実行します。

プロジェクトを作成

slack create を実行します。

メニューに従い「View more samples」を選択すると、サンプルのリストが表示されますので、下にスクロースして、「7. deno-hello-world」を選択します。

プロジェクトにはランダムな名称が付けられますので、ディレクトリを確認して、作成されたプロジェクトのディレクトリに移動します。

slack run コマンドを実行

slack run コマンドを実行すると、ワークフローの設定内容が Slack のクラウド環境に反映されます。

リンクトリガーを実行

画面に表示されたリンクトリガーのURLをコピーして、Slackのチャンネル上でペースト、URLを送信すると、「Start Workflow」のボタンが表示されます。
ボタンをクリックすると、ワークフローが実行され、フォーム画面が表示されます。

「Send greeting」ボタンをクリックすると、フォームの内容が送信され、アプリからのメッセージがチャンネルに表示されます。

終わりに

この記事では、Slack CLI と サンドボックス環境を使用して、Hello World のサンプルワークフローを実行してみました。

簡単ですね!

GitHub 上に、多数のサンプルが用意されていますので、引き続き、内容を確認してみたいと思います。

アノテーション株式会社について

アノテーション株式会社は、クラスメソッド社のグループ企業として「オペレーション・エクセレンス」を担える企業を目指してチャレンジを続けています。「らしく働く、らしく生きる」のスローガンを掲げ、様々な背景をもつ多様なメンバーが自由度の高い働き方を通してお客様へサービスを提供し続けてきました。現在当社では一緒に会社を盛り上げていただけるメンバーを募集中です。少しでもご興味あれば、アノテーション株式会社WEBサイトをご覧ください。

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