【クラウド未経験者向け】AWS営業マンが改めてAWSを紹介してみる

2022.03.18

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こんにちは、家族写真をS3で保存してるAWS営業部のサイトウです。

もともとはgoogleフォトとAmazon Photoを使ってたのですが、「クラスメソッドのメンバーならAWS使ってみるしかない!」と思い、まずはデータ保存からやってみました。

本当は動画ファイルもアップロードしたいんですが、利用費が上がるのが怖くてまだやれてません・・・

 

今回は、技術記事の多いDevelopersIOで技術っぽいけど技術じゃない記事を書いてみました。

「AWSって名前は知ってるけど、なにがどういいのか知らん」

「クラウドなんか危ない気がする」

と思われてる方へ、営業マンから見たAWSの良さをお知らせできればと思っています。

AWSってなんだろう?

改めてAWSって何かからおさらいです。

できる限り技術用語は使わずに表現してみます。

 

AWSとクラウドサービス

AWSという単語は略称で、元はAmazon Web Servicesという名前のクラウドサービスです。

※Amazon Web Serviceじゃなくて、Amazon Web Services(アマゾン ウェブ サービシーズ)です。 サービス名と会社名が同じなんですね。

 

クラウドサービスを簡単に言えば、『インターネットを活用して使えるITの仕組み』という感じです。

そのクラウドサービスの中でも、AWSは『インターネット越しにシステムを組み立てられるパーツ/箱』のイメージです。

 

そのため、「会社の中だけで完結するようにAWSを使いたい!」ということはできないんです。

 

「・・・は?」

と思われるかと思うので、身近な例でお伝えしてみます。

 

AWS=手元に無いけどシステムが動かせる箱

皆さんの職場にはサーバという機械はありますか?

パソコンが巨大化したような箱がサーバです。

こんなのとか

こんなのがサーバです。

 

このサーバの中にはいろいろなパーツがあり、頭脳に当たる部品(CPU)やデータを保存できる部品(HDD/SSD)が搭載されています。

大まかに言えば、どのようなシステムもサーバが必要であり、サーバがないと社内システムを動かすことはできません。

 

このような機械を買って、そのなかにシステムを入れることで業務で利用する社内システムを使えるようになるんですが、AWSの場合はこの機械がいらなくなります

 

「じゃあどこにシステム入れてどう使うんじゃい!!」

と思われた方は鋭いですね。

 

機械(サーバ・ネットワーク機器など)はいらない

AWSの特長のひとつが「手元に機械がなくてもシステムを入れて使うことができる」です。

 

じゃあどこに入れてどう使うのか?

それは、Amazon Web Services社が管理している、どこかのデータセンターにある箱(サーバ)に入れて、インターネット越しにシステムを使う形です。

 

「・・・は?」

と思われた方、当然の疑問です。

 

絵で表すとこんな感じです。

インターネットが繋がっている環境ならば、北海道にいても沖縄にいても同じシステムを使うことができます。

もっと言えば、日本にいてもアメリカにいても関係ありません。

 

唯一使えない環境や場所として、インターネットへ繋がっていない地域であることです。

 

AWSのサーバはどこにある?

システムを入れるための機械を買う必要が無い=AWSが準備してくれているということです。

つまりAWSが準備・管理しているサーバを、インターネット越しで借りて使うという構図になるのです。

 

では、AWSが準備してるサーバはどこにあるのでしょうか?

 

答えは分からないです

具体的な場所は公開されていないのです。

国や地域は公開されていて、利用者はどの国のどの地域にあるサーバを使うか選ぶことができますが、それがどの住所にあるかまでは非公開です。

理由としては、AWSのサーバ(が集まったデータセンター)がどこにあるかわかってしまうと、サイバー攻撃や物理破壊されやすくなるからです。

どこにあるかわからないことは、不安の種ではなく安心できる材料だと思ってください。

 

クラウドって高いんでしょ?

たくさん使うとたくさんお金がかかります(当たり前)。

なんでもそうですが、正しい使い方・適切な作り方をすればビックリするほど高額にはならないかなと思ってます。

 

もちろんサービスや機能だけではなく

  • 24時間365日いつでも使えること
  • サーバや設備などはAWS社が面倒を見てくれること
  • 必要な新サービスをすぐに使える環境

など、手元のサーバでは実現しにくい部分も費用の中に入っていることを考えてみると、むしろ費用対効果は高いのではないでしょうか?

 

AWSのクラウドが選ばれる10の理由という、AWS公式の情報がありますのでこちらも読んでみてください。

AWSを使うときのイメージ

この記事はAWSをイメージで捉えていただきたいと思って書いてるので、イメージ絵を多めに使ってAWSを知っていただければいいなと思います。

いつでもどこでも使える

前段落で「AWSが準備・管理しているサーバを、インターネット越しで借りて使う」と書きました。

つまり、インターネットがあればいつでもどこでも使えるサービスということです。

 

AWSのサーバを24時間365日動くように管理してくれている方がいるので、1年間通しても使えない時期というものはありません。

※サーバ障害・設備障害などは除く

 

例えば、皆さんスマホでSNS使ってますか?

あれ実は、スマホ同士だけで通信してやりとりしてるわけじゃなく、中央にサーバがいる仕組みなんです。

 

SNSがいつでも使える=SNS用のサーバもいつでも使える環境じゃなきゃいけません。

 

AWSでシステムを動かすってどういうこと?

「インターネットがあればAWSってのがいつでも使える」まではイメージしていただけたかと思います。

じゃあ、AWSでシステムを動かすというのはどういうことなんでしょうか?

 

AWSというサービスの中には、本当にたくさんの機能があります。

後述しますが、2022年3月現在で200種類を超えるサービスが提供されています。

 

その中で、システムを動かすために必要なサーバの機能が搭載されている「Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)」というサービスを使うことで、今まで手元のサーバやパソコンの中で動いていたシステム/アプリをAWS上で動かすことができます。

 

 

インターネットを経由してアプリを使うことが前提になるので、VPNという暗号化されたネットワーク技術などを使って安全に通信します。

 

「クラウドにデータ置いたら危ないじゃん!!!」

と心配されている方も多いと思いますが、最大限防御する技術を活用して安全なシステムを作ることもできます。

 

壊れないの?

壊れな・・・・くはないです。

年に1~2回くらい、設備障害やサーバ故障などで通信ができなくなることがあります。

 

しかし、もちろんAWSとしても「止まらない設備・止まらないサービス」を目指しています。

たとえばデータ保存ができるAmazon S3というサービスは、設定次第では耐久性99.999999999%という見たこと無い数字くらい壊れにくくなります。

※だからといって絶対安全というものはありません。

 

もしAWS側で壊れてしまった場合は、設備・サーバのプロフェッショナルエンジニアたちが「1秒でも早く復旧するぞ!!」と頑張ってくれるので、万が一のときも安心かと思います。

 

営業マンから見たAWSの良さ

営業マン=私から見た、AWSの良さをピックアップしてみたいと思います。

 

機械(サーバ・ネットワーク機器など)はいらない~2回目~

AWSの特長のひとつが「手元に機械がなくてもシステムを入れて使うことができる」です(デジャブ)。

 

手元にサーバやネットワーク機器を揃えるとなると、初期投資の費用が大きくなってしまいます。

  • サーバ1台:200,000円くらい
  • ネットワーク機器(必要最低限):100,000円くらい
  • サーバ・ネットワークの設定費用:プライスレス
  • サーバ・ネットワークの保守運用費用:???

費用に加えて、機械の調達手続きだったり・社内で置く場所作ったり・買ってから納品されるまで時間がかかったりと、いろいろと手間がかかることも少なくありません。

また、もし故障したときもメーカー問い合わせしたり・データが残ってるか確認したり・場合によっては設定し直したり、けっこう大変なこともありますよね。

 

AWSでシステムを作ってみると、上で書いたような手間や大変さは減っていくと思います。

 

他の製品を探さなくても、AWSの中だけで仕組みが完成することも

AWSは新サービスがどんどん出されます。

カテゴリだけでこんなにあります。 (2022年3月時点)

 

サービスの数はなんと227種類

これだけのサービス数があるので、システムによってはAWSだけで完結して複数の製品を組み合わせなくても良いことも。

管理の手間が削減される点がとても良いと思っています。

 

資料やマニュアルが大量に公開されてる

AWSとよく比較されるクラウドサービスはいくつかありますが、その中でもAWSはサービス資料やマニュアルが大量に公開されている点が優れています。

どのサービスを使えば良いかが特定できても、どうやって設定すればいいかわからないというIT製品/サービスは多いと思います。

 

AWSは利用する方に「使いやすく・始めやすく」できているので、初めて使ってみる方も試しやすいです。

 

特にDevelopersIOという、AWSはもちろんクラスメソッドが事業展開している技術領域の情報が膨大にあるブログはオススメですよ!!(宣伝)

 

クラスメソッドがいる!!!!

AWSの世界は日進月歩で進化していきます。

サービスアップデートや新サービス発表など、本当に目まぐるしく進むAWSに追いつくのはなかなか大変です。

 

しかし、AWSで困ったときにはクラスメソッドがいるんです!

最上位のコンサルティングパートナーであり、取得資格総数2,000超のプロフェッショナルエンジニア集団が在籍しているクラスメソッドは、皆さんの「困った・・・」に寄り添って一緒に解決していく伴走スタイルで技術支援をしています。

AWSで困ったとき・どうしたらいいか迷子になったとき、クラスメソッドがそこにいることは安心材料です!(力説)

 

おわりに

AWSを使ったことない方・AWSって聞いたことあるけど何者か知らない方向けに書かせてもらいました。

技術ブログの中で技術っぽくない記事ですが、どなたかのご参考になれば嬉しいです。