SaaS型のサービスのStrix Cloudでオンラインゲームやメタバースのサーバーをセットアップしてみる

2022.01.04

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ゲーム、メタバース、チャットアプリなどのオンラインのアプリケーションを簡単に開発できるようになるSTRIXというサービスに入門してみます。

STRIXは、

  • Strix CloudというWEB上のクリック操作でオンラインゲーム用サーバをセットアップできる、SaaS型サービス
  • STRIX ENGINEという高速かつ大量のメッセージ処理が可能なサーバライブラリ(専用サーバでホストでき、サーバロジックをカスタマイズ可能)
  • Strix Matchmakerというオンラインゲームのマッチメイキングを簡単に実現するライブラリ

上記のサービスが提供されています。

今回はSaaS型のサービスであるStrix Cloudを用いて、サーバーのセットアップを行っていきます

Strix Cloudは Web上のクリック操作だけで、サーバをセットアップ可能で、すぐにオンラインゲームサーバとして利用できます と説明されているので、サーバ構築知識や経験がなくても素早く自分でオンラインゲームやメタバースをカンタンに実現できる点が優れていますね。

やってみる

アカウント作成

Strix Cloudのアカウントを作成します。

URL: https://www.strixcloud.net/app/registration

メールアドレス、名前、パスワードを入力し、アカウント作成をクリックします。

その後、登録したメールアドレス宛に確認メールが届くので、そのメール本文にある会員登録完了のリンクを押せばアカウント作成は完了です。

ログインする

アカウント作成が終わったら、早速ログインしてみましょう。

URL: https://www.strixcloud.net/app/login

ログイン後は、上記のようにダッシュボードのページに遷移します。

サーバーを作成

アプリケーションを作成することで、サーバーを管理することができるようになる とのことなので、アプリケーションを作ります。

アプリケーション名を入力し、アプリケーション作成をクリックします。

作成したアプリケーションが一覧に表示されるので、それをクリックすることで詳細画面に遷移できます。

書かれている通り、クラスターを作成します。

Strix Cloudではクラスターと呼ばれる単位でサーバーを管理するとのことです。

上記の図のようなアーキテクチャとなっていて、マスターサーバーは必ず必要です。 マスターサーバーはクライアントからのエントリポイントとして機能することになります。

クラスター作成をクリックすると、上記のようなダイアログが立ち上がります。

クラスター名、サーバー名を入力し、サーバーのリージョンとタイプを選択します。

今回、マスター設定とルーム設定はデフォルトのままにします。

※ サーバーの料金に関して

Strix Cloudの月々の料金はインスタンス使用料、インスタンス管理コスト、データ転送量超過料金から算出されます。

タイプ は0から4までありますが、0は使用料と管理料は基本無料で使えますが、転送量が月60GBを超えると超過分の加算がされます。

その他の詳しい情報は公式ページのPricing Plansに記載されていますので参照してください

必要項目を入力後、クラスター作成をクリックすると、上記のように一覧画面に作成中のクラスター、サーバーが表示されます。

サーバーが使えるようになるまで待ちます。

緑のマークが表示されるとクラスターの利用が可能になります。

サーバーのセットアップはこれで完了です。非常に簡単で、5分ほどでできました。

サーバーごとに停止したり、削除したり、再起動することも可能となっており、

クラスターの統計情報やサーバーの使用状況もダッシュボード上から確認できるようになっています。

サーバーの追加

追加ボタンを押すとサーバー(ルームサーバー)の追加が可能です。

タイプ0は1台しか作成できないので、規模の大きいアプリケーションだと1以上のタイプを選択しましょう。

最後に

Strix Cloudにアカウントを作成して、オンラインゲームのサーバーを作成してみました。 ブラウザからぽちぽちとやっていくだけで良いのでとても簡単にできました。

次回以降このサーバーの機能を色々と試していきたいとおもいます

参考ドキュメント