Slack AppのPollyアンケートの作り方、すべて解説します
Moi! 営業事務のSanniです。
この前小ネタでSlack AppのPollyを使って決断をメンバーに託した記事を書きましたが、「Pollyは全部英語なのでわからない、Sanniの記事を見て私も作れた」という声をいただいたので、この記事で細かくPollyのアンケートについてすべてを解説します!
コマンドの紹介
チャンネルのメッセージ欄に/pollyを書くとコマンド・ショートカットのメニューが出てきます。
まず上からの2つ。
- /polly When we should hold the meeting?
- /poll When we should hold our meeting?
どちらも「いつ会議をやりますか?」となていますが、テンプレートではありません。メッセージ欄にコマンド(/polly もしくは /poll)のあとに聞きたい質問を書いて送信ボタンを押すと、Pollyの作成画面が出てきます。(その画面は、後ほど説明します。)
では次いきます
- /yesno Have you had enough coffee?
こちらでは「はい」か「いいえ」で答えるテンプレートのPollyを作ります。「コーヒーは十分飲めていますか?」と書いてありますが、/yesno コマンドのあとにまた聞きたい質問を書いて送信をします。
そうしましたらすぐに以下のようなPollyがチャンネルに表示されます。
絵文字で親指のアップ(はい)とダウン(いいえ)で回答ボタンが入っています。その下を解説しますと
- Sender→送信者
- Responses→回答:Non-anonymous→回答者は匿名ではない
- Closes→締め切り
回答者は匿名ではない、締め切りは1ヶ月後になるというデフォルト設定になっています。
質問と質問の種類を設定しましょう
「/polly Pollyはどうですか」(もしくは「/poll Pollyはどうですか」)のコマンドで送信をしますと、設定の画面が出てきます。Create questionの項目は自動的に質問が入っています。編集はもちろんできます。
Question typeの項目は質問の種類のことです。1つずつ解説します!!(まずは、すべてをデフォルト設定でやってみます)
共通項目として以下あります
- Choices preview:回答選択肢のプレビュー
- Allow comments:コメントを許可する(好みでチェックしてください)
1-to-5(1~5のスケール)
1から5のスケールで回答できます。
例えば1はとても悪い、5はとても良いなどの説明が追加できませんので、どんなスケールか説明したいときは質問に盛り込むしかない模様です。
1~5のボタンが出てきてポチポチ押します。今日の集中力を聞いたところ、暑いからか皆さん少し落ちてますね。(この日は私もそうでしたが)
1-to-10(1~10のスケール)
1から5のスケールで回答できます。
1-to-5と同じように数字が出てくるだけです。今回は皆さんどれくらい元気か聞いてみました。
回答の表示は1-to-5と違いますね。それぞれの選択肢の回答者が表示されるより、10選択肢のうちトップ回答が表示されます。
Multiple choices(複数選択肢)
自分で複数選択肢が設定できます。
- Enter choices below:以下に選択肢を入力する
- Enter each choice on a separate line:選択肢は改行して分けて入力する
- Allow multiple votes:一人複数の回答を許可する
- Audience can add choices:回答者は自分で選択肢を追加することを許可する
こちらは以前のブログで作っていた複数選択肢Pollyです。よく考えたら、あのときは/yesno で作っても良かったかもしれません!
選択肢が並べてあってそれぞれの回答数・率がわかります。
NPS(ネットプロモータースコア)
0~10のスケールで回答があります。
スコアなので、評価段階のようです。1-to-10とあまり変わりません。
1-to-10と違ってそれぞれの回答ボタンはなく、プルダウンから回答が選択するスタイルになっています。
1-to-10と同じように、トップ回答のみ表示されます。ちなみにこちらの回答は後ほど説明する「Confidential」にしました。(回答者が表示されますと低い方の回答がしにくいかなと思いました。)
Open ended(自由回答)
こちらは質問だけ投げて、あとは回答者が自由に回答を書けます。
質問を書いて他の設定は要りません。
チャンネルに出てきたPollyのSubmit responseをクリックしたらコメントする画面が出てきます。
ここに回答を書いてSubmitしましょう。
回答はコメントとしてリストになります。ちなみにもう一度Submit Responseをすると自分の回答は上書きできます!
Add a question(質問の追加)
質問設定の下に「Add a Question」のボタンをクリックすると同じPollyに質問の追加はできます。
Create a questionとQuestion Typeは先ほど紹介したのと同じです。右下にBackボタンで元の画面に戻れます(質問は追加されない)、Addのボタンで質問を追加します。
Choose audience(回答者を選択する)
誰に向けてPollyのアンケートを取るのかここで設定します。
メンバーは選択できず、チャンネルのみになります。「Send polly as direct message」をチェックすると、チャンネルではなく、そのチャンネルに入っているメンバーの皆さんにDMが送信されます。
Settings(設定)
設定から以下の項目が編集できます
- Responses(回答者の表示)
- Results(回答結果の表示)
- Schedule(スケジュール)
Submitで設定を保存、Backで保存せず(デフォルトのまま)元の画面に戻ります。
まずResponsesの設定は3つあります
- Non-anonymous:匿名ではない。誰でも回答者の回答とユーザ名が見れます。(デフォルト設定)
- Anonymous:匿名。Polly作成者まで誰も回答者のユーザ名がわからない。
- Confidential:回答は表示されますがユーザ名は表示されない。作成者はDemographics dataを使用するときにmetadataが残されますので、完全に匿名ではない。
では次はResultsを見てみましょう
- In realtime:リアルタイムで回答が表示されます。(デフォルト設定)
- Show after close:アンケートがクローズした後に全回答が表示されます。
- Not shown to participants:回答者に表示されません。作成者だけ見れます。
最後にスケジュールですが、Sending Now(今すぐ送信)はデフォルト設定になっています。Scheduleボタンを押すとまた違う設定画面に飛びます。
- Send on:送信する日付を選択します
- Time:送信する時間を選択します(15分刻み)
- Frequency:送信する頻度
- Send once:1回のみ
- Daily:毎日
- Daily (weekdays only):毎日(平日のみ)
- Weekly:毎週
- Biweekly:2週間後と
- Triweekly:3週間ごと
- Monthly:毎月
- Quarterly:3ヶ月に1回
- Biannually:1年に2回
- Allow Voting for:回答期間を設定します
- 数字を入力して、単位を選択します
- minutes:分間
- hours:時間
- days:日間
- weeks:習慣
- 例えば数字を24にして単位をhoursにすると、回答期間は24時間あります
- 数字を入力して、単位を選択します
Submitをクリックすると設定が保存されます、Backで保存せず(デフォルトのまま)元の画面に戻ります。
さいごに
アンケートはできましたか?あとは「Send」押して送信するだけです!やはりいいわ~と思ったら「Cancel」を押せば大丈夫です!
Pollyのアンケートに様々な設定があり、自分のニーズに合うアンケートが簡単に作れます!英語が苦手な方、この記事を参考にしてどんどんPollyを活用しましょう!
実はアンケートの他にも色んな使い方がありますが、長くなってしまいますのでまた別のブログに紹介しようと思っています。