[登壇レポート] Google Cloud Next’26 Recap に「Agents CLI と Gemini Enterprise Agent Platform でマルチエージェント開発が楽しくなる!」というタイトルで登壇しました

[登壇レポート] Google Cloud Next’26 Recap に「Agents CLI と Gemini Enterprise Agent Platform でマルチエージェント開発が楽しくなる!」というタイトルで登壇しました

Google Cloud Next '26 振り返り勉強会で登壇しました。Agents CLI を実際に試した結果、コーディングアシスタントによるエージェント開発の体験が非常に良かったのでデモを交えた LT で魅力を発信しました。
2026.04.29

2026/4/28 に Google Cloud Next'26 Recap というイベントをクラスメソッド日比谷オフィスでのオフライン&オンライン配信にて開催いたしました。

2026/4/22-24 にラスベガスで開催された Google Cloud Next '26 に現地参加したクラスメソッドのエンジニアを中心に最新情報や学んだ技術、「やってみた」をいちはやく参加者と共有する勉強会です。

私は「Agents CLI と Gemini Enterprise Agent Platform でマルチエージェント開発が楽しくなる!」というタイトルで登壇しました。

現地セッションでも発表されていた Agents CLI を実際に動かしてマルチエージェント開発した体験が非常に良かったため、デモを交えて使い方やアーキテクチャを紹介しました。

また、Google Cloud へのエージェントのデプロイを通じて、Google Cloud Next '26 で新たに発表された Gemini Enterprise Agent PlatformGemini Enterprise app についても解説しました。

登壇スライド

エージェント開発のつらみ

今まで検証を中心に AI エージェントを開発し、Google Cloud にデプロイすることを何度か試してきました。たとえば、以下ブログ記事のような Backlog と連携するエージェントを Agent Runtime(旧 Agent Engine)にデプロイし、Gemini Enterprise から使えるようにする、といったようなものです。

https://dev.classmethod.jp/articles/gemini-enterprise-custom-connector/

Claude Code や Gemini CLI、Cursor といった AI コーディングアシスタントを利用した開発であっても、ADK(Agent Development Kit) や A2A(Agents2Agents) といった比較的新しい OSS やサービス、技術を利用するため、人間自身によるリファレンスやガイドの調査、大量のドキュメントをコンテキストとして渡すといった作業が必要になるケースが実際多く、開発に多くの時間を費やしました。

また、コーディングアシスタントに Google Cloud のドキュメント MCP サーバー(Developer Knowledge API)を設定したり、Web Search や Web Fetch をさせることで最新の情報を収集することも可能でしたが、非常に多くのトークンを消費する課題がありました。

さらには、Google Cloud へのデプロイ方法をどうするか?(Cloud Run? Agent Runtime?)、ユーザー向けのインタフェースは? Gemini Enterprise から使えるようにするには? データベースやシークレット管理は? サービスアカウントや IAM ロールは? そもそもどの API を有効化すべきか? といったインフラアーキテクチャの検討やデプロイ方法も頭を悩ませるところです。

Agents CLI とは

Agents CLIGoogle Cloud にデプロイする AI エージェントの開発を簡単にする OSS のツール です。特に面白い特徴が、このツールは 人間が利用するのではなく AI コーディングアシスタントに利用してもらう前提のツール という点です。

人間がやることは Agents CLI のインストールと、AI コーディングアシスタントへの簡潔な指示のみ です。

ユーザーが Agents CLI をインストールすると、パッケージされた Skills をインストールします。AI コーディングアシスタントに「リサーチ用エージェントを Google Cloud にデプロイして」といった簡素なプロンプトを渡すだけで、自律的に Skills を参照して ADK や A2A を利用したエージェント開発からデプロイまでを進めてくれます。

Agents CLI には CLI コマンドもパッケージされておりますが、これらは人間が実行するものではなく AI コーディングアシスタントが Skills 経由で実行するために用意されたもの です。これらの CLI コマンドを駆使して開発、テスト、評価、Agent Runtime や Cloud Run へのデプロイ、さらには Gemini Enterprise への登録までを一気通貫で進めてくれます。

実際に試してみた結果は登壇スライドをご覧ください。少ないプロンプトによるマルチエージェント開発とデプロイ、さらには実際に利用できるようにするまでを非常に少ないやり取りで完了しました。

エージェント開発が非常に楽しくなるツールでしたので皆様にもぜひ試してみてほしいです!インストールするだけで始められます。

Agent CLI 参考資料

https://google.github.io/agents-cli/

https://github.com/google/agents-cli

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