ラスベガスでSORACOM Air 米国用 SIMを使ってみた #reinvent
こんにちは、菊池です。
新サービスの発表などで非常にエキサイティングだったAWS re:Invent 2016もいよいよ終了し、まもなく我々も帰国の途につこうとしています。
帰国前に開催の地、アメリカでなければできないことをやっておこうということで、re:Invent期間中にSORACOMから新たに発表された、SORACOM Air米国用SIMを使ってみました。
SORACOM Air 米国SIM
先日、11月30日にSORACOMから、米国でのサービス開始がアナウンスされました!
あのIoTデバイス向けのデータ通信SIM、SORACOM Airがここ米国でも利用可能になり、Amazon.comでの販売も開始しております。
せっかくサービス提供の地にいるのに試さない手はないということで、早速SIMカードを入手し試してみました!
試してみた
早速試してみます。利用のためには以下の3ステップの設定・作業が必要です。
- SIMカードをデバイスに挿入
- SORACOMコンソールでSIMをアクティベート
- デバイスでAPNの設定
Amazon.comから入手したSORACOM Global SIMです。
SORACOM Global SIMは、米国ではAT&T、T-Mobileの通信網を利用し、3G/2Gのデータ通信が可能です。
利用するデバイスは、ASUSのSIMフリーAndroidタブレット、memoPadです。この端末を米国で使用する場合、LTEは対応バンドの違いにより利用できませんが、3G/2Gでは問題なく利用可能です。
SIMを差し替えます。私は海外に行く際は現地キャリアのプリペイドSIMを利用することが多いのですが、SIMの差し替えや紛失防止のため、以前SORACOM様から頂いたSIMカードケースに入れて携帯しています。
次に、SORACOMの管理コンソールからSIMカードをアクティベートします。
コンソール画面にログインすると、日本のSIMカード管理画面になりますが、右上部の"日本"の表示を選択します。
こちらを"グローバル"に切り替えます。
利用規約の確認が出ますので、よく確認の上、同意して次に進みます。
ようこそ画面が出るので、利用開始を選択します。
次に、初めてグローバルサービスを使う場合には、支払い方法(クレジットカード)の情報登録が必要なので登録します。
いつもの管理画面が表示されますので、"SIM登録"を選択。
必要事項を入力します。ICCID/PUKはSIMカードのカード台紙に印字されたものを入力します。
問題なければ登録されます。まだセッションはオフラインの状態です。
続けて、デバイス側でAPNを設定します。
memoPadの電波表示を見ると、すでに電波表示が立っていますのでつかめているようです。
APNの追加設定で、soracom.ioのAPNを追加し、有効にします。
すると、電波表示に"H+"が表示されました。これは3Gハイスピード相当の状態を意味します。
この状態でブラウザからインターネットに接続してみます。
表示されました!
この状態でコンソールを確認すると、先ほど登録したSIMがオンライン状態となり、地域にはUSと表示されています。
無事、SORACOM Air Global SIMを米国で使うことができました!
最後に
今年の7月にグローバルへの展開を発表したSORACOMですが、ついに米国での正式サービスを開始しました。IoTのプラットフォームとしてますますサービスのフィールドが拡大していくことになり、これを利用して新しいサービスが次々登場していくことが期待されます。