Tableau Desktopの結合で複数のテーブルをマージする ー Tableau Desktop再入門

2022.10.26

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こんにちは、スズです。

Tableau Desktop再入門シリーズ、今回は結合についてご紹介します。

執筆環境

本記事は以下の環境で執筆しています。

  • Tableau Desktop 2022.3
  • Windows 10 Pro

結合とは

結合は、複数のテーブルを組み合わせることができます。結合したテーブルは単一のテーブルにマージされ、結合できなかったレコードの欠落などが発生する場合があります。
Tableauでは複数のテーブルを組み合わせる方法として、結合ではなくリレーションシップが推奨されています。リレーションシップではなく結合を使う場合としては、例えば結合できなかったレコードが不要で意図的なフィルターとして使う場合など、リレーションシップよりも結合が適切な動作となる場合に使用します。

結合の作成

Tableau Desktopでデータを読み込んだのち、テーブルをキャンバスにドラッグします。以下の画像では「注文」のテーブルをドラッグしています。「注文」のテーブルを他のテーブルと結合したい場合、キャンバスにある「注文」のテーブルをダブルクリックします。

キャンバスにある「注文」のテーブルをダブルクリックすると、結合キャンバスが表示されます。結合キャンバスに、「メニュー」のテーブルをドラッグします。

結合キャンバスに「メニュー」のテーブルをドラッグすると、「注文」のテーブルと接続します。結合に使用するフィールドは自動的に設定されますが、今回は自動的に設定されたフィールドでの結合がうまくいっていないため、赤いビックリマークが表示されています。赤枠で囲んだ部分で手動で結合に使用するフィールドを設定することができます。なお、自動的に結合された場合などすでにテーブルを結合している状態で結合に使用するフィールドを変更したい場合は、テーブルの接続にある円をクリックすると設定画面を表示できます。

結合に使用するフィールドとして適切なものを設定して結合します。データプレビューに単一のテーブルにマージされたデータが表示されます。

結合するテーブルは1対1だけでなく、複数のテーブルを結合することも可能です。

結合タイプ

結合では結合タイプを選択します。結合タイプは、結合キャンバス上で結合しているテーブルの円の部分をクリックすると、選択画面が表示されます。結合タイプの絵にある青く塗りつぶされている部分が、結合の結果として残されるデータとなります。

内部

内部結合では、両方のテーブルに一致する値を含むレコードでテーブルを作成します。

左結合では、両方のテーブルに一致する値を含むレコードと、左のテーブルの全てのレコードでテーブルを作成します。左のテーブルに対応する値が右のテーブルにない場合はNULLが表示されます。

右結合では、両方のテーブルに一致する値を含むレコードと、右のテーブルの全てのレコードでテーブルを作成します。右のテーブルに対応する値が左のテーブルにない場合はNULLが表示されます。

完全外部

完全外部結合では、両方のテーブルの全てのレコードでテーブルを作成します。

結合の削除

結合を削除したい場合は、テーブルのプルダウンメニューから[削除]で削除することができます。

結合するテーブルの入れ替え

結合に使用しているテーブルを別のテーブルに変更したい場合、左ペインのテーブルを結合キャンバス上のテーブルにドラッグすることで入れ替えることができます。

最後に

Tableau Desktopの結合についてご紹介しました。

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