C5,M5インスタンスがTime Sync Serviceサポート対象になりました
Time Sync ServiceはAWSが提供するマネージドのNTP(時刻同期)サービスです。
非常に精度の高い時刻同期を利用できます。
また、プライベートサブネットのEC2でもインターネット接続なしで時刻同期できます。
Amazon Time Sync サービスは、IPアドレス"169.254.169.123"で利用できます。
C5/M5がTime Sync Serviceサポート対象に(祝)
Time Sync Serviceが発表された当初は、EC2のC5インスタンスとM5インスタンスはサポートされませんでしたが、本日確認したところ、サポート対象になっていました。
AWS News Blogを見ると、C5 and M5 are now supported!とあります。
Amazon Linux 2で試してみた
今後主流になると思われるAmazon Linux 2でTime Sync Serviceを使ってみます。
Amazon Linux 2 では、デフォルトで Amazon Time Syncを使用します。
Amazon Linux 2を起動して、chronyc sources -v
コマンドを実行します。
chronydが利用する時間ソースを表示するコマンドです。
14行目に注目すると、169.254.169.123に「*」がついています。
Time Sync ServiceのIPアドレスに同期していることがわかります。
$ chronyc sources -v 210 Number of sources = 5 .-- Source mode '^' = server, '=' = peer, '#' = local clock. / .- Source state '*' = current synced, '+' = combined , '-' = not combined, | / '?' = unreachable, 'x' = time may be in error, '~' = time too variable. || .- xxxx [ yyyy ] +/- zzzz || Reachability register (octal) -. | xxxx = adjusted offset, || Log2(Polling interval) --. | | yyyy = measured offset, || \ | | zzzz = estimated error. || | | \ MS Name/IP address Stratum Poll Reach LastRx Last sample =============================================================================== ^* 169.254.169.123 3 6 377 89 +12us[ +14us] +/- 734us ^- time.platformnine.com 3 6 377 64 -715us[ -715us] +/- 95ms ^- sv1.localdomain1.com 2 6 377 64 +809us[ +809us] +/- 17ms ^- 122x215x240x51.ap122.ftt> 2 6 377 61 +131us[ +131us] +/- 32ms ^- mail.moe.cat 2 6 377 61 +44us[ +44us] +/- 138ms $
おわりに
Time Sync ServiceでC5インスタンスとM5インスタンスがサポート対象になりました。
今後、主流になると思われるAmazon Linux 2ではデフォルトで Amazon Time Syncを使用します。
Amazon Linux 2を利用するときに備えて、頭の隅においておきましょう。
検証環境
- Amazon Linux 2 LTS Candidate 2 AMI (HVM), SSD Volume Type - ami-8fbab2f3
- m5.large