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[アップデート] AWS Transform が Azure DevOps をサポートしたので使ってみた
いわさです。
AWS Transform を使うと、.NET アプリケーションのマイグレーション(.NET Framework → .NET)を AWS マネージドサービスと生成 AI を使って行うことが出来ます。
これまで GitHub などいくつかの Git ホスティングサービスをサポートしていたのですが、先日のアップデートで Azure DevOps も使えるようになりました。
最近 Azure DevOps が AWS で使えるようになるアップデートが増えていますね。少し前にも CodePipeline で Azure DevOps が使えるようになるアップデートがありました。
.NET Framework を使っているユーザーは Azure DevOps を使うことも多いでしょうから、AWS Transform を使って Azure DevOps 上でマイグレーションできるのはなかなか良さそうです。
検証用サンプルの準備
今回は ASP.NET MVC (.NET Framework 4.8) を .NET へマイグレーションするケースを試してみましょう。
事前に Visual Studio 2022 で ASP.NET のサンプルプロジェクトを作成しておきます。
そして、適当な Azure DevOps プロジェクトにリポジトリを作成し、上記サンプルプロジェクトをプッシュしておきました。
AWS Transform の実行
事前に AWS Transform のプロファイルやユーザーなどはセットアップ済みとします。
まずは AWS Transform で .NET アプリケーションのモダナイズを選択します。
最初にリポジトリ関係のセットアップを行うのですが、説明欄に Azure DevOps についても追記されていますね。使えそうです。
仕組みとしては AWS の Code Connections を使います。
なので、事前に Azure DevOps をプロバイダに指定する接続を作成しておきましょう。作成方法は冒頭の CodePipeline の記事と同じなので割愛します。
アカウントやコネクタを選択すると、AWS Transform 上でにコネクタ作成リクエストのリンクが作成されるので、そこから承認を行います。
AWS Transform 上でのコネクタ作成後、リポジトリやブランチの選択画面で Azure DevOps 上にリポジトリを参照出来ていることを確認しました。
あとはこのまま変換を行いましょう。
なんでも良いのですが今回はターゲットフレームワークバージョンを .NET 8 にしました。
変換後、Azure DevOps のプロジェクトを確認してみると、AWS Transform が変換・生成したブランチが確認出来ますね。
Azure DevOps 上でプッシュまでしてくれるのは良いですね。
変換コードの精度などの評価はしていないのですが、プロジェクトファイルを確認するとターゲットフレームワークバージョンが更新されていることを確認しました。
さいごに
本日は AWS Transform が Azure DevOps をサポートしたので使ってみました。
もしかしてこれのために CodeConnections の Azure DevOps 対応があったのか?と思えるくらい良い感じの機能です。
Azure DevOps でリポジトリを管理している方はぜひためしてみてください。