
sitemcpを試してみた
こんばんは、製造ビジネステクノロジー部の夏目です。
今日はsitemcpというMCPサーバーを紹介します。
sitemcp
- 事前にウェブページの中身を再帰的に取得しておいて、その中身から返答を返す
- 起動時の引数を変えて複数登録することで複数のサイトを対象にできる
使い方
{
"mcpServers": {
"jaws-festa-sitemcp": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"sitemcp",
"https://jft2023.jaws-ug.jp/",
"-t",
"subdomain"
]
}
}
}
npmのモジュールとして配布されているので、npxコマンドで実行します。
- 3行目はこのMCPサーバーの名前
- 6行目は今まで一度もダウンロードされていない場合に、npxコマンドでダウンロードするか聞かれるので、事前にYesと答えるためのフラグ
- 8行目はウェブページのURL
- 9, 10行目はToolの名前の決め方の指定
3行目の内容や、8~10行目の内容を変えることでsitemcpのMCPサーバーを複数登録できます。
キャッシュ作成
sitemcpでは起動時にウェブページの中身を取得し、キャッシュを作成します。
ページ数が多いウェブサイトを対象とする場合は、事前に上記設定の command
と args
に登録した内容を叩いておいた方が良いと思われます。
MCPサーバーをクライアントに登録した際、MCPサーバーの初期化でタイムアウトを起こす可能性があります。
使ってみる
上記の設定ファイルを使用して使ってみようと思います。
今回対象としているウェブサイトはそこまでページ数がないので事前にキャッシュ作成は行いません。
(今回はJAWS FESTA 2023のウェブページを対象にしています)
ウェブページの内容から答えを返してくれました。
今回はサンプルのためにJAWS FESTAのウェブページを使いましたが、ドキュメントやFAQを参照するように設定すると便利かと思います。