Amazon EFS のライフサイクル管理で、他ストレージクラスに移行出来ないファイルが存在する原因を教えてください

Amazon EFS のライフサイクル管理で、他ストレージクラスに移行出来ないファイルが存在する原因を教えてください

Clock Icon2023.02.05

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

困っていること

Amazon EFS のライフサイクル管理を使用して、一定期間アクセスされていないファイルを他ストレージクラスへ移行しています。ファイルの移行が成功しているか確認したところ、幾つかのファイルが標準ストレージクラスに格納されたまま移行に失敗しています。
成功しているファイルは想定している挙動であり、設定などを確認したところ問題は見受けられません。原因を教えてください。

どう対応すればいいの?

ドキュメント 記載の通り、Amazon EFS は 128 KB より小さいファイルはライフサイクル管理の対象外であり、常にファイルシステムを標準ストレージクラスに格納されます。その様な仕様であることから、対象のファイルが該当していないか確認してください。

File system operations for lifecycle management and EFS Intelligent-Tiering, have a lower priority than operations for EFS file system workloads. The time required to transition files into or out of IA storage varies depending on the file size and file system workload.

File metadata, including file names, ownership information, and file system directory structure, is always stored in standard storage (Standard or One Zone) to help ensure consistent metadata performance. All write operations to files in the file system's IA storage class (Standard-IA or One Zone-IA) are first written to standard storage, then transitioned to the applicable infrequent access storage class. Files smaller than 128 KB aren't eligible for lifecycle management and are always stored in the file system's standard storage class.

補足

Amazon S3 ライフサイクル でも同様に、S3 オブジェクトのストレージクラスをライフサイクル設定で移行する場合、オブジェクトのサイズに関して制約があります。

・ [128 KB 未満のオブジェクト] - 以下の移行で、Amazon S3 は128 KB 未満のオブジェクトを移行しません。

弊社ブログ も参考になるかと思いますので、合わせてご確認ください。

参考資料

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.