RDS の自動バックアップを無効化した場合に留意する点を教えてください
困っていること
RDS 機能の自動バックアップを利用して日次バックアップの運用を行っています。
今後、不定期にバックアップ取得を停止したい日があるので自動バックアップの有効化、無効化を利用して対応予定です。自動バックアップを無効化した場合に留意する点を教えてください。
どう対応すればいいの?
RDS の自動バックアップにつきましては、一時的に無効に設定いただいたのち、再度有効に設定いただくことは可能です。 一方で、下記ドキュメント記載の通り、RDS にて有効に設定いただいていた自動バックアップを無効にした場合、既存の自動バックアップは全て削除され、再度自動バックアップを有効にする以前の時点からのリストアを実施いただくことができません。 そのため、RDS にて有効に設定いただいている自動バックアップを不定期に無効に設定いただくことを AWS では推奨していません。
重要
自動バックアップは、無効にするとポイントインタイムリカバリも無効になるため、無効にしないことを強くお勧めします。DB インスタンスまたはマルチ AZ DB クラスターの自動バックアップを無効にすると、データベースの既存の自動バックアップがすべて削除されます。自動バックアップを無効にしてから再度有効にすると、自動バックアップを再度有効にした時点からリストアをスタートできます。
補足
メンテナンス等の実施と自動バックアップが重複することを懸念されている場合、RDS の自動バックアップは DB インスタンスのステータスが「利用可能(available)」状態ではない場合スキップされる動作となります。
また、自動バックアップがスキップされた場合も引き続き既存の自動バックアップの保持期間にしたがってリストアを実施いただけます。
自動バックアップは次のルールに従います。 ● 自動バックアップを行うには、データベースが available 状態になっている必要があります。データベースが storage_full など、available 以外の状態にある間は、自動バックアップは行われません。 ● DB スナップショットのコピーが同じデータベースの同じ AWS リージョン で実行している間は、自動バックアップは行われません。
(中略) バックアップが開始するときに、DB インスタンスまたはクラスターの負荷が大きい場合、自動バックアップがスキップされることがあります。バックアップがスキップされた場合でも、ポイントインタイムリカバリ (PITR) を実行し、次のバックアップウィンドウ中にバックアップを試行できます。PITR の詳細については「特定の時点への DB インスタンスの復元」を参照してください。