DataSync は差分転送に対応しているか教えてください

DataSync は「変更されたデータのみを転送する」を選択すると差分転送になります
2022.10.14

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困っていた内容

DataSync によるオンプレミスデータの定期的なバックアップを検討しています。
AWS公式ドキュメントを確認すると柔軟なフィルタリング機能があるようですが、差分転送を行うこともできますか。設定できる場合は設定方法を教えてください。

Filtering data transferred by AWS DataSync - AWS DataSync

どう対応すればいいの?

「データ転送構成」から転送モード(Transfer mode)で、「変更されたデータのみを転送する」を選択してください。

DataSync では差分転送に対応しており、デフォルトは差分転送です。差分転送のほかにも、フル転送(全てのデータを転送)も選択でき、タスクの作成時や作成後に転送モードを切り替えることができます。

DataSync の差分比較は、データ転送前に送信元・送信先双方のファイルをスキャンして行うため、1回限りの転送や初回のバックアップ作業の場合は、フル転送を選択すると、スキャン時間の短縮が期待できますので、状況に応じてご使用ください。

参考資料

Transfer modeでは差分転送を行うか、全てのデータを転送するかを選択できます。デフォルトは差分転送です。
DataSyncは差分比較のため、データ転送前に送信元と送信先、双方のファイルをスキャンして、ファイルのリスト、ファイルのメタデータの読み込みを行います。
ファイル数が多い場合、このスキャンに時間を要する事も有ります。データを1-Shotで転送する場合や、初回の同期作業の場合、差分比較する必要が無いため、全量同期を選ぶ事によってスキャン時間を短縮出来ます。