Gateway Load Balancer でクロスゾーン負荷分散を有効化している場合、ターゲットフェイルオーバー機能を無効化しても冗長化されますか
困っていること
Gateway Load Balancer を利用しています。
クロスゾーン負荷分散機能を有効化することで AZ を跨いでトラフィックを分散できる認識です。
もし、ターゲット側で障害が発生した場合にターゲットフェイルオーバー機能の有効化は必要でしょうか。
どう対応すればいいの?
クロスゾーン負荷分散を有効化していれば、冗長化できています。
そのため、ターゲットフェイルオーバー機能の有効化は必須ではございません。
たとえば、ターゲットフェイルオーバー機能を無効化している場合、ターゲット側での障害時も既存フローは同一ターゲットへ送信され続けます。ターゲットに到達できない場合には、既存フローは破棄されますが、新規フローは正常なターゲット(クロスゾーン設定済みであれば別 AZ のターゲットを含む)へルーティングされます。
この様な仕様をご認識の上、もしターゲット側での障害発生時においても既存フローを可能な限り継続したい場合、運用要件などを鑑みながらフェイルオーバー機能(再分散)の有効化をご検討ください。
高可用性とバランスのとれたトラフィック分散を実現するために、「クロスゾーン負荷分散」と呼ばれる機能を有効にする別のアプローチを選択するお客様もいます(下の図3 を参照)。この機能により、複数の AZ にまたがるアプリケーションのデプロイと管理が容易になります。クロスゾーン負荷分散を有効にすると、GWLB は、ターゲットがどの AZ にあるかに関係なく、登録されている正常なターゲットすべてにトラフィックを分散します。
ターゲットフェイルオーバーでは、ターゲットに異常が発生したとき、またはターゲットの登録が解除されたときに、Gateway Load Balancer が既存のトラフィックフローをどのように処理するかを指定します。デフォルトでは、Gateway Load Balancer は、ターゲットに障害が発生した場合や登録が解除された場合でも既存のフローを同じターゲットに引き続き送信します。これらのフローは、再ハッシュする (rebalance) か、デフォルト状態のままにする (no_rebalance) ことで管理できます。







