【KMS】自動キーローテーション済みのカスタマーマスターキーが、過去の暗号化データキーをいつまで復号できるか教えてください
困っていた内容
社内でKMSの利用ポリシーを策定しています。
ローテーション方針
- 1年に1度、CMKのローテーションとともに、データキーの再発行を行う。
という方針を立てました。
この場合、 自動キーローテーション済みのカスタマーマスターキーが、 過去の暗号化データキーをいつまで復号できるか教えてください。
どう対応すればいいの?
AWS KMS は KMS キーが削除されるまで、ローテーションされたキーマテリアルを削除しません。 過去の暗号化データキーは、期限の制限なく復号できます。
下記資料[2]のp.52〜p.54の内容もご確認ください。
p.52 AWS KMSの鍵管理 p.53 CMK(カスタマーマスターキー)のライフサイクル p.54 ローテーションの仕組み
参考資料
[1] AWS KMS keys ローテーション - AWS Key Management Service
カスタマーマネージドキーの自動キーローテーションを有効にすると、AWS KMS は KMS キーの新しい暗号化マテリアルを毎年生成します。AWS KMS は KMS キーの古い暗号化マテリアルを永続的に保存して、KMS キーが暗号化したデータの復号に使用します。AWS KMS は KMS キーが削除されるまでローテーションされたキーマテリアルを削除しません。
[2] [AWS Black Belt Online Seminar] AWS Key Management Service
p.54 ローテーションの仕組み ローテーションが行われるとHBKが世代交代する。古いものも保持される。