[アップデート] AWS Billing and Cost Management で VPC Peering の使用状況を把握しやすくなりました

[アップデート] AWS Billing and Cost Management で VPC Peering の使用状況を把握しやすくなりました

Clock Icon2025.04.15

こんにちは、岩城です。

先日、AWS Billing and Cost Management で VPC Peering の使用状況を把握しやすくなるアップデートがありました。

AWS simplifies Amazon VPC Peering billing - AWS

新しい使用タイプとしてRegion_Name-VpcPeering-In/Out-Bytesが追加され、VPC Peering の使用状況と料金を把握しやすくなっています。

VPC Peering の利用料金の確認方法が変わる

VPC Peering は同一 AZ 内の通信であれば無料で利用できますが、AZ を跨ぐ通信料金が掛かります。

[2021/05/01から] VPC Peeringの料金体系が変更になっていました [同一AZなら無料!] | DevelopersIO

以前は、VPC Peering の使用状況はリージョン内データ転送であればRegion-DataTransfer-Regional-Bytes、別リージョンへのデータ転送であればSource Region-AWS-Out-Bytesとして報告されていました。

これらには、VPC Peering 以外のデータ転送料金も含まれるため、料金の明細から VPC Peering の使用状況と料金を把握することが困難でした。

今回のアップデートにより、Region_Name-VpcPeering-In/Out-Bytesで VPC Peering の使用状況を簡単に確認することができるようになっています。

Cost Explorer で確認してみる

確認してみると新しい使用タイプは 4 月 11 日から追加されているようです。

vscode-drop-1744693105419-9tq3421629b.png

4 月 10 日以前は使用タイプが存在しませんでした。

vscode-drop-1744693105417-jvdjwa182sr.png

また、Region_Name-VpcPeering-In/Out-Bytesが属するサービスは、VPC (Virtual Private Cloud)ではなく、EC2 - Otherであることに注意しましょう。

私は VPC だろうと勘違いし、しばらく見つけられませんでした。

おわりに

VPC Peering の利用料金を簡単に把握することができるようになりました。

職業柄コストを確認することが多いので、VPC Peering の使用状況を確認できるようになったのは嬉しいです。

本エントリが、どなたかのお役に立てれば幸いです。

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