[アップデート] AWS Billing and Cost Management で VPC Peering の使用状況を把握しやすくなりました
こんにちは、岩城です。
先日、AWS Billing and Cost Management で VPC Peering の使用状況を把握しやすくなるアップデートがありました。
AWS simplifies Amazon VPC Peering billing - AWS
新しい使用タイプとしてRegion_Name-VpcPeering-In/Out-Bytes
が追加され、VPC Peering の使用状況と料金を把握しやすくなっています。
VPC Peering の利用料金の確認方法が変わる
VPC Peering は同一 AZ 内の通信であれば無料で利用できますが、AZ を跨ぐ通信料金が掛かります。
[2021/05/01から] VPC Peeringの料金体系が変更になっていました [同一AZなら無料!] | DevelopersIO
以前は、VPC Peering の使用状況はリージョン内データ転送であればRegion-DataTransfer-Regional-Bytes
、別リージョンへのデータ転送であればSource Region-AWS-Out-Bytes
として報告されていました。
これらには、VPC Peering 以外のデータ転送料金も含まれるため、料金の明細から VPC Peering の使用状況と料金を把握することが困難でした。
今回のアップデートにより、Region_Name-VpcPeering-In/Out-Bytes
で VPC Peering の使用状況を簡単に確認することができるようになっています。
Cost Explorer で確認してみる
確認してみると新しい使用タイプは 4 月 11 日から追加されているようです。
4 月 10 日以前は使用タイプが存在しませんでした。
また、Region_Name-VpcPeering-In/Out-Bytes
が属するサービスは、VPC (Virtual Private Cloud)
ではなく、EC2 - Other
であることに注意しましょう。
私は VPC だろうと勘違いし、しばらく見つけられませんでした。
おわりに
VPC Peering の利用料金を簡単に把握することができるようになりました。
職業柄コストを確認することが多いので、VPC Peering の使用状況を確認できるようになったのは嬉しいです。
本エントリが、どなたかのお役に立てれば幸いです。