VSCodeのTerraform拡張機能にTerraform Cloudビューが追加されました

VSCodeのTerraform拡張機能にTerraform Cloudビューが追加されました

Clock Icon2023.11.29

Visual Studio Code (VSCode) のTerraform の拡張機能 にTerraform Cloudビューが追加されました。

この機能を使うことで、VSCode上でTerraform Cloudのワークスペースを確認できるようになります。

確認できる内容は以下で、VSCode拡張機能 HashiCorp Terraform v2.29.0以降で利用可能です。

何が嬉しい

  • VSCode上でTerraform CloudのWorkspacと実行結果を確認できるようになった
    • 実行結果の確認で、VSCodeとTerraform Cloud(ブラウザ)を行き来する必要がなくなり、作業効率が向上した

やってみる

Terraform Cloudにログイン

サイドバーにTerraform拡張機能のアイコンが追加されます。

以下の通り、HashiCorp Terraform Cloud-> Login to Terraform Cloudの順に選択します。

Terraform Cloudログイン用のTokenを求めらえます。私はすでにTerraform Cloudのトークンがローカルにあるため、Stored user tokenを選択しました。

Organizationを選択します。ここまで完了すれば、Workspaceの確認ができます。

Worksapceの確認

以下のようにWorkspace一覧が表示されます。

一覧からはWorkspace名と直近のRunの結果が表示されます。

Workspaceを選択すると、Runの実行結果とログを確認できます。

Workspace名やRunの横のアイコンをクリックすると、ブラウザに遷移できます。

Workspaceのフィルター

Workspaceの数が多くてみづらい場合は、プロジェクトでフィルターすることが可能です。

その他: 拡張機能でWorkspaceの作成や削除は可能か

現時点では、Workspaceの作成や削除、設定変更等は拡張機能で行うことはできません。

WorkspaceもTerraformで管理すればいいので、VSCodeから離れずにその作業もやりたい場合は、Terraformで管理することを検討するとよさそうです。

おわりに

VSCodeのTerraform拡張機能がまた一つ便利になりました。

VCS Driven Workflowの場合は、VSCode上でterraformコマンドを打つことはないため、Terraform CloudとVSCodeの行き来することが多かったと思います。

この拡張機能のおかげで、手間が減りそうです。

CLI Driven Workflowの場合は、結果をストリーミングしてくれるためVCS Drivenほど行き来は発生しませんが、過去の結果を見れるのは便利かと思います。

以上、AWS事業本部の佐藤(@chari7311)でした。

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