
Smitheryについて調べてみた
こんにちは、製造ビジネステクノロジー部の夏目です。
MCPが今流行っていますが、ちらほら目に入るSmitheryについて調べてみました。
結論
- MCP サーバーを検出するための集中ハブ
- MCPサーバーのホスティングと配信
- ツール統合と構成のための標準化されたインターフェース
MCP サーバーを検出するための集中ハブ
多くの人々が作ったMCP Serverが登録されています。
この中から自分の使いたいMCPを探すことができます。
自由検索に加え、以下のカテゴリー分けがされています。
- Featured
- Web Search
- Memory Management
- Browser Automation
- Database Interaction
- Gmail Integration
- Data and App Ecosystems
- Weather and Location Data
MCPサーバーのホスティングと配信
SmitheryではMCPサーバーをホスティングしてくれるので、多くのMCPサーバーではローカルにインストールすることなくMCPサーバーを繋ぐことをできます。
しかし、注意は必要でここに登録されているMCPサーバーには大別すると2種類あります。
LocalとRemoteの二種類です。
(左下に表記されている)
RemoteのMCP ServerはSmithery上にホスティングされています。
(WebSocketでSmitheryと繋いでstdioでClientと繋ぐか、SSEトランスポートで繋ぎます)
LocalのMCP Serverは、SmitheryのCLIがローカルのマシンでMCP Serverを動かします。
ただ、LocalのMCP ServerはSmitheryだとうまく動かないことがあります。
ツール統合と構成のための標準化されたインターフェース
Smithery側でインターフェースが整備されているので、使う側も作る側も比較的容易にできます。
今回はMCP Serverを使う側の方を見ていきます。
MCP Serverを使うさいはSmitheryのCLIで簡単に使うことができます。
今回はPerplexityのDeepResearchを使えるようにするMCPをインストールします。
SmitheryにMCPをサーバーを登録するときに必要なパラメータも登録されているので、Smithery CLIでインストールするさいに入力を求められます。
今回はPerplexityのAPI KEYを入力します。
インストールするときにMCPクライアントを指定する必要があり、自動的にMCPクライアントの設定を書きかえてくれます。
また、Claude Desktopが起動していたら再起動もしてくれます。
(再起動するか質問もされますが)
再起動した後のClaude Desktopを見るときちんと登録されていることがわかります。
とりあえず適用にDeepResearchで調べてみます。
(DeepResearchなので検索に時間がかかっているので、待っている間は飛ばしています)
DeepResearchできました。
DeepResearchには英語で質問を投げているので海外の情報を集めるときには便利そうです。
(英語で質問すると、英語資料を調べてくれると聞いたことがあるので)
まとめ
SmitheryはMCPサーバーを容易に使うためのサービスでした。
MCPサーバーのホスティングと設定ファイルの書き換えもしてくれるので、サクッと試すには非常に便利そうです。
備考
Data Policy
一部のデータをSmitheryは収集しています。
(ツールの呼び出し回数やインストール回数など)
MCPに渡したデータについては明確に収集しないとは書いていませんでした。
(RemoteのMCPサーバーでは構成データは保持しないと書いてあるけど、リクエストの内容については記載ありませんでした)
(LocalのMCPサーバーではツール呼び出しは編集されていて機密情報は送信しないという表現になっています)
データの保持などで気にする場合は問い合わせする必要がありそうです。
企業ユーザーでゼロ保持が必要な場合は、お問い合わせくださいと書いてありました。