【WWDC25】 現地レポート 3日目 「Developer activities」

【WWDC25】 現地レポート 3日目 「Developer activities」

Clock Icon2025.06.11

はじめに

SBJソリューション部のリルオッサです。
Apple 本社で開催されるWWDC25の現地イベントに参加するために、アメリカ、カリフォルニア州クパチーノにきています。

1日目のレポート
https://dev.classmethod.jp/articles/wwdc25-1-welcome-reception/

2日目のレポート
https://dev.classmethod.jp/articles/wwdc25-2-special-event-at-apple-park/

いよいよ、WWDCの現地イベントは最終日です。3日目も写真と共にレポートしていきます。

Developer activities

参加者限定のセッション

参加者限定のセッションが、Apple Big Sur Theaterで開催されました。

big-sur-theater-1

今回のセッションのテーマは、Get started with new designで、新しく登場したLiquid glassデザインについての説明やデモなどを見せてくれました。

セッションを聞いて感じたのは、この新しいデザインがプラットフォームを超えてApple全体としての共通デザインを確立しようとしているように思えました。

個人的に気になったポイントをいくつかまとめてみます。

SheetにもLiquid Glassが適用される

SheetにもLiquid Glassのエフェクトがかかるようになってました。
面白かったのが、PresentationDetent(シートの高さ)によってグラス感の強さが変わるところです。

  • .largeだとグラス感は控えめ
  • .mediumになると、グラス感が強めに出る

おそらく、ユーザーがその画面にどれだけ集中すべきかによって、視覚的な重みを変えてるんじゃないかな?という印象でした。

グラス on グラスはNG

グラス効果が重なるグラス on グラスなUIは、視認性が悪くなるので避けたほうがよさそうでした。
たとえば、ハーフモーダルなSheetの上にToolbarを重ねたりすると、ちょっと見づらくなる?
toolbartopBarItemがどう表示されるかは、ちょっと気になるのでまた試してみたいと思います。

新しいApp Iconのデザインについて

App IconのデザインにもLiquid glass的な要素が追加されていますが、自分のアプリで対応する場合は、Apple純正アプリのアイコンを参考にするのが良さそうです。
ただ、Androidでも同じアイコンを使ってる場合、どう調整するのがベストなのかちょっと気になりました。
プラットフォームごとに分けるか、汎用的なデザインにするか、今後の検討ポイントになりそうです。

その他

上部のtoolbarと下部のtoolbarでは、両端toolbarItemからデバイスの端までのpaddingの値が違うようでした。上部は44で、下部は48の値になっている。

なんでそうしているかというところまでは聞き取れず、どこかのセッションで説明していることを祈ります。

あと、力強く、標準コンポーネントを使いましょうと言っていました☺︎

Appleの開発者に質問タイム

セッションが終わるとシアタールームの外で、立食をしながらAppleのデベロッパーに質問できる時間がありました。

胸にその人が専門にしている領域のシールを貼っているので、その人に話しかけると質問に答えてくれます。

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ここでも美味しそうな食事が提供されていて、アメリカ滞在中の食生活は、ほとんどAppleさんに養ってもらったようなものでした。

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今回のLiquid glassのデザインからは、NavigationBarBackButtonTitleが省略されて、シェブロンだけになっていたのが気になりました。

過去のWWDCのセッションで、今ユーザーがどこにいるか分かるようにする必要があるため、このBackButtonTitleは表示することを勧めていた記憶もうっすらあったため、その辺も踏まえて、AppleのDesign領域担当の方に質問してみました。

回答としては、画面上でどこから来たのかは重要な情報ではなく、重要なのはその画面にユーザーがフォーカスすることが重要だから必要のない情報は出さない方針とのことでした。

その後、「BackButtonTitleのように表示させることは可能か?」と質問してみたところ、何人かのSwiftUIエンジニアに聞いてくれたのですが、みなさん少し困った表情で、実現方法は分からない様子でした😇

最後の晩餐

アメリカでの食事は基本的にAppleが提供してくれるもので十分満足していたため、これまでは外食をしていなかったのですが、せっかくの機会なので外に食べに行くことにしました。

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訪れたのは、旧Apple本社 Infinite Loop Campusの目の前にある「BJ's」というビアレストラン。

https://www.bjsrestaurants.com/locations/ca/cupertino

当時のApple社員たちが仕事終わりに立ち寄り、クリエイティビティを高めていたと思うので、同じ空気を感じさせていただきました。

ハッピーアワーで、パイントサイズのビールが$5で激安価格でした。日本だと1杯1000円は超えしそうですが、、

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ブロッコリーが異常に多い気がする。
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食事を終えると、お店のお兄さんが「デザートはいかが?」と声をかけてくれて、なんとなく何か頼まないといけない雰囲気に、、。

そこで、アイスクリームを注文したのですが、「これは僕が払うよ!」と、なんと奢ってくれました。

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さらに、食事中もずっと名前で呼んでくれて、とても感じのいい素敵なお兄さんでした。

旅の最後に、こんな素敵な締めくくりをしてもらえて、本当に感謝です。

反省点

カリフォルニアの日差しが強いことは聞いていたのですが、特に準備をしておらず、顔がヒリヒリになるくらいまで日焼けをしてしまいました。

次来るときは、帽子とサングラスと日焼け止めは絶対に用意しようと思います。

おわりに

とても学びの多いWWDCでした。

iOS開発者としてずっと憧れていたこの場所に来られたこと、そしてWWDCの現地の雰囲気を体感できたことは、本当にかけがえのない思い出になりました。

開発者としてのエネルギーも、たっぷりチャージできた気がします。

https://x.com/tim_cook/status/1932275973606834627

また、WWDCの現地イベントでは、Appleのエンジニアと直接話せる貴重なチャンスがあります。

あらかじめ話したいことや日頃の悩みを整理しておけば、実際に困っていることのヒントや解決策が得られるかもしれません。

現地レポートはこれで最終回ですが、WWDCセッションをすべてチェックし終えるまでは、私のWWDCはまだ終わりません。

日本に帰ってからも、引き続きWWDCを楽しみたいと思います!

では、この曲を聞きながら、日本に帰ります。

https://www.youtube.com/watch?v=_E821In6oKo

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