[Zapier] ノーコードでGmailの添付ファイルを自動でGoogleドライブに保存する
こんにちは、AWS事業本部コンサルティング部の平木です。
このブログでは、Zapierを使用してGmailに添付されたファイルをGoogleドライブに保存するプロセスを自動化する方法について説明します。
Zapierとは
Zapierは、異なるアプリケーション同士を簡単に連携させることができるWebサービスです。
GmailやGoogleドライブなどのGoogleアプリや、SlackやTrelloなどのビジネスアプリなど、2000以上のアプリケーションが利用可能です。
「Zap」という異なるアプリケーション間で自動化された処理をするためのルールを作成することで、
自動化の仕組みを実現できます。
アカウント作成
下記ページよりアカウント作成できます。
Zapierのサインアップページ
手順
Zapの作成
「Create Zap」をクリックして、新しいZapを作成します。
トリガーの作成
「Trigger」は「Gmail」を、「Event(required)」は「New Attachment」を選択し、
「Continue」を押下します。
「Sign in」をクリックして、Gmailアカウントにログインします。
「Label/Mailbox」は対象のメールボックスまたはラベルを、
「Search String」はメールを検索する演算子を入力し、「Continue」を押下します。
Ex.) 件名で抽出の場合: subject:<指定したい件名>
「Test Trigger」をクリックして、Triggerが正しく機能するかどうかをテストします。
アクションの作成
次に、「Action」は「Google Drive」を、「Event(required)」は「Upload File」を選択し、
「Continue」を押下します。
「Sign in」をクリックして、Google Driveアカウントにログインします。
「Drive」「Folder」は任意のドライブまたはフォルダーを、「File」には「Attachment」を選択し、
「Continue」を押下します。 (他のフィールドは自由です。)
「Test Action」をクリックして、Zapierが正しく機能するかどうかをテストします。
最後に、「Publish Zap」をクリックして、Zapを有効にします。
以上で作成完了となります!
動作確認
実際に自分宛に件名「TESTMail」に添付されたファイル「SampleTextFile.txt」がGoogleドライブに保存されるか確認します。
このようにメールを受信すると、
指定したGoogleドライブ上に保存されていることがわかります。
実行履歴は、Zapier内のZap historyからもご確認いただけます。
無料プランの制限
Zapierは、無料プランを使用することもできますが、いくつか制限がありますのでご注意ください。
- 1か月に実行できるタスク数が100回まで ※最初の2週間は1,000回まで
- 1つのZapで最大2つのステップまでしか作成できない
- トリガーやアクションの選択肢に一部制限がある
- プレミアムアプリケーションの利用ができない
その他詳細はPlans and pricingを参照ください。
終わりに
以上が、「Gmailの添付ファイルを自動でGoogleドライブに保存する方法」です。
ZapierのようなiPaaS(Integration Platform as a Service)製品を使うことで、業務プロセスの自動化が容易になります。ぜひお試しください。