Alteryx Serverのユーザ,Studio,District,Collectionの関連性まとめ
こんにちは、小澤です。
Alteryx Serverでは様々な単位でワークフローをまとめておくことができます。 今回はそれらのどのような扱いになっているのかをまとめます。
登場人物
さて、今回の登場人物は以下のようになります。
- ユーザ
- Studio
- District
- Collection
これらの関連性を見ていきましょう。
基本となるユーザとStudio
まず基本となるのが、ユーザとStudioの結びつきです。
Alteryx Serverにアップロードされたワークフローは必ず1つのStudioに所属します。 この際どのStudioに保存されるかは、アップロードするユーザの権限に基づきます。
この仕組みの詳細については以下にまとめていますのでご覧ください。
Alteryx Serverでは、基本的にこのStudio単位でワークフローのアップロードや閲覧の権限が設定されます。
権限についてまとめると
- Studioに対してワークフローのアップロード、閲覧の権限を設定する
- ワークフローの権限は所属するStudioの設定に基づいて決まる
となります。また、Studioではなくワークフロー単位で設定できる権限として
- パブリック(誰でも閲覧可能)にする
- 実行、ダウンロード、出力結果の閲覧の権限を設定する
となっています。
TagとDistrict
Districtはワークフローを分類するためのカテゴリのようなものです。 どのワークフローがどのDistrictにカテゴライズされるかは、ワークフローに設定されたTagというもので決まります。
例えばこの図であれば、wf1にはTag1, Tag2の2つのタグが設定されています。 Tag1はDistrict1, Tag2はDistrict2に紐付いているので、最終的にwf1はDistrict1とDistrict2にカテゴライズされている状態となります。
District1にカテゴライズされるワークフロー一覧を見たときにはwf1が表示され, District2にカテゴライズされるワークフロー一覧を見たときはwf1, wf2の2つが表示されるという感じになります。
もちろんこれらは、ワークフローが所属するStudioへの閲覧以上の権限がある場合のみの表示となります。
ワークフローへのタグ付けはユーザが自由に行うことができますが、TagやDistrictの作成、DistrictとTagの紐付けに関しては管理者のみが行うことができます。
最後の要素Collection
さて、ワークフローをまとめておく単位の最後の要素はCollectionとなります。 しかし、これは上の2つのことなりそれほど難しいことを意識しなくて問題ないでしょう。
というのも、Collectionに関しては、"ユーザごとに設定可能なワークフローのブックマーク"のようなものとなります。
カテゴリもそこのどのワークフローを入れるかもユーザが自由に決めることができます。
全体図
全体としては、以下のような形でワークフローの管理を行っていくことになります。
おわりに
今回はAlteryx Serverにおいてワークフローを管理するための要素とそれらがどのような関連性になっているのかを解説しました。 実際の運用の際にこれらの仕組みをどのように活用するかの参考にしていただければと思います。
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