Alteryx 2019.1新機能 : Collectionの編集・共有設定
こんにちは、小澤です。
現地時間2019/02/13にAlteryx 2019.1がリリースされました。 今回は、Alteryx DesignerとServerとの連携部分での新機能である、 Collection内のワークフロー編集とCollectionの共有について解説したいと思います。
なお、Alteryx ServerのCollectionでできることに関しては、以下をご覧ください。
Collection内のワークフローの編集
Collectionは作成したワークフローを共有可能な機能です。 作成したCollectionはその人がオーナーとなり、誰に共有するかを選択可能です。
Collectionはワークフローを共有する機能のため、これまでは閲覧や実行・ダウンロードは可能ですが、共有された人が直接それを編集することはできませんでした。 そのため、別な人が編集したい場合は一度その人のPrivate Studioにアップロードして別途共有するというプロセスが必要でした。
2019.1の新機能によって、共有されている人がCollection内のワークフローを直接アップデートできる仕組みが提供されました。 この機能を使うには、ワークフローの編集を許可したいコレクションのページから「Other users may edit this collection」にチェックを入れます。
この状態でこのCollectionを利用可能なユーザがAlteryx Designerでワークフローの編集を行ったのち、保存すると直接Collection内のワークフローが変更されます。 保存の際には、LocationがCollection名になっていることを確認してください。
なお、編集が許可されていないCollectionにワークフローを保存しようとした場合は以下のように権限がないというエラーが発生します。
Collectionの共有
続いて、Collectionの共有についてみてみましょう。 こちらは、Collectionを閲覧可能なユーザが他のユーザにも閲覧可能な権限を与えることを可能にする機能です。
これを利用可能にするには、「Other users may edit this collectio」にチェックを入れます。
有効になっている状態で、閲覧可能なユーザでCollectionのページに行くと以下のように「Share this Collection」という項目が追加されており、ここからユーザの追加が可能です。
誰がどのCollectionに何ができるのかを管理する
Collection周りについては管理者向けにも機能が追加されています。
ADMIN画面のメニューにて、これまでなかったCollectionという項目が追加されています。 こちらを選択すると、現在存在するCollectionの一覧が確認できます。
この画面で各Collectionに登録された、ワークフロー数やユーザ数などが確認できます。 新機能である、共有やワークフロー編集が可能になっているかもここで確認可能です。
「DETAILS」を選択すると、そのCollectionに関する詳細が確認できます。
ここからユーザの追加が可能です。 ただし、ワークフローやインサイトの追加は直接は行えませんのでご注意ください。
おわりに
今回はAlteryx 2019.1のうち、Server側がメインとなるCollection周りの新機能を紹介しました。 Collectionは、ある程度以上の規模の組織Alteryx Serverを利用する際に要となる機能の1つでもありますので、今回の新機能によってこれまで以上に便利に利用できるようになるかと思います。
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