Alteryxで複数の宛先に同じ内容のメールを送信する

こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。

今回はAlteryxからのメール送信についてご紹介いたします。

メールを送信する

メールは[Reporting]->[Email]を使用して送ることができます。まずは試しに1つの宛先に対してメールを送信する動作を見てみます。

上記のワークフローでは、[In/Out]->[Text Input]と[Reporting]->[Email]を使用しています。 Text Inputツールでは送信先となるメールアドレス、返信先として表示されるメールアドレス、件名、本文を入力しています。

EmailツールではText Inputツールから読み込んだ列を選択しています。メールの送信には、[Autodetect SMTP]を有効にし、SMTPサーバーを自動的に検出して利用します。なお、[Autodetect SMTP]を無効化してSMTPサーバーを指定することももちろん可能です。

実行してメールを送信。

メールの受信を確認できました。

Toに複数の送信先を設定したい場合

先ほどのワークフローのText Inputツールの「To」の列に送信先のメールアドレスのみ追加し、同じ内容のメールを複数の宛先に送信しようとすると、「Error: Email (2): ComposerEmailInterface: Record#2 From Field is Empty」というエラーとなり、メールの送信に失敗します。

一行ごとに処理が行われるため、二行目の「To」以外の列についても返信先となるメールアドレスや件名といった必要項目を設定する必要があります。

ここからは、同じ内容のメールを複数の宛先に送信する方法について考えてみます。

今度のワークフローでは、以下の処理を行います。

1. Text Inputツールでメールの送信先のリストを用意
2. Text Inputツールで件名など共通となる部分を用意
3. Append Fieldツールでデータを結合
4. Emailツールで送信

各ツールの設定を順番に見ていきます。 まず、1つ目のText Inputツールでは、メールの送信先のリストを用意しています。

2つ目のText Inputツールでは、返信先として表示されるメールアドレス、件名、本文を用意しています。

[Join]->[Append Field]では、2つのデータを結合します。1つ目のText Inputツールの各行に対して、2つ目のText Inputツールのデータが結合しています。

結合したデータをEmailツールに接続。実行してメールを送信します。

それぞれの宛先にメールを送信できました。

最後に

今回は同じ内容を複数の宛先に送る方法についてご紹介しました。これからもAlteryxの機能をご紹介していきます。

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