Tableau Desktop 10 新機能:特定データをアドホックに強調表示出来る『Highlighter』機能 #tableau

2016.06.18

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Tableau 10 新機能紹介シリーズ、当エントリは『Highlighter』に関する、正式リリース前の先取り内容紹介となります。選択内容のハイライト表示はこれまでも出来ていましたが、今回のこの対応はそれをもう少し押し進めた便利機能となっています。

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『Highlighter』機能を実際に試してみる

ハイライター機能の利用はとても簡単です。クイックフィルタを使う時の様に、操作1つで表示・活用する事が出来ます。以下はSuperstoreのサンプルデータから売上と利益に関して散布図を作成したものです。顧客名を右クリックして『ハイライターを表示』を実行すると、

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以下の様に要素が表示されます。入力欄とそこに紐付く形で選択肢が表示されており、任意の項目を選択するとその選択内容に合致するものだけがハイライト表示されました。

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この挙動は選択肢を変えると非常にスピーディーに切り替わります。(※ちなみにこちら、テキストボックスのみの表示形式の様です)

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インクリメンタルサーチ機能も付いています。任意の顧客名を絞り込む文字を入れるとこのように結果も絞り込まれます。

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ハイライターは複数活用する事も可能です。製品名を別途追加して触ってみました。

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全体と個別での切り替えもこんな感じに。

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もちろん他のグラフでも同様の機能を使う事が出来ます。こちらはツリーマップに対して実践してみた例です。要素が複数の位置に表示、設定されているようなものを一発で見る、またそれらの複数の内容を切り替えて確認してみたい等といったケースでは使い勝手が良さそうな機能ですね。

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まとめ

以上、『Highlighter』機能に関するご紹介でした。グラフ上の選択内容を比較する上でこの機能は上手く活用出来そうですね。こちらからは以上です。