人間が合理的に不合理な話と本業に集中するべきSaaSの使い方

タケダノです。

タイトルにしてみましたが、人間が合理的に不合理な話と、SaaSを本業に集中するべき使い方と、部屋と、ワイシャツと、ワタシです。

部屋とワイシャツは不要です。不合理です。

 

さてお話としては、SaaSを使う理由と、それが日本企業では簡単に実現できないって話です。

 

タケダノの話は、技術ベースよりもビジネス視点なので、SaaSについて一緒におさらいをさせてください。なお、IaaSやPaaSは、趣旨に関係ないのでここでは触れません。

SaaSはSoftware as a Serviceと呼ばれるように、「まるでソフトウェアのようなサービス」であって、ソフトウェアではありません。

我々が普段の業務で恩恵を受けるところで言うと、メールサービスや、ファイル転送サービス、スプレッドシートなど、実際にパソコンにインストールされている訳ではないアプリケーションを、Webを通じて同じような機能を実現するサービスということになります。

 

クラスメソッドはAWS環境の構築のスペシャリストが多い会社で、その環境を構築するときに、機能を組み合わせるとより良い環境を構築できることがあるため、製品パートナーとしてSaaSを提供する企業様とアライアンスを組んでいることがあります。

https://classmethod.jp/partner/

最近、この提携パートナー様をご紹介するときに見受けられる反応で誤解を受けているなと感じることが何件か見受けられるのでこの記事を書きました。

 

ここで言いたいことが沢山あるのですが、専念して言いたいことがあるため、他のトピックについては2つほど別の記事の力を借ります。

1.合理的な不合理な話

https://studyhacker.net/columns/soshiki-shippai

人間は合理的に物事を判断するという考え方と、人間は非合理的に物事を判断するという二つの考え方があります。合理的に物事を判断するという主張は割と経済学的な視点で議論するときに使われがちで、逆に人間は非合理的に物事を判断するという主張は社会学的な視点で議論するときに使われがちです。

人間は限られた範囲の中で合理的に物事を判断するという限定合理性もビジネス戦略では議論されます。

合理的か、非合理的かというときに出て来る話では、モンティ・ホール問題という話もあります。

https://analytics-notty.tech/very-good-explain-montyhall-problem/

自分では合理的な判断をしているつもりなのに、確率論で計算すると結果として非合理的な判断をしていたと言う事例です。

 

2.自前主義

https://www.sbbit.jp/article/cont1/35480

とかく、日本の企業が陥りがちなのが、この自前主義です。

Not Invented Here Syndrome (NIH症候群)とも呼ばれます。とにかく全てのサービスを自社でまかなおうとする思想です。

企業秘密だから他社には任せられないとか、自分たちでやった方が効率の良さが出せるという非合理的な判断をしてしまうのです。

「早く行きたければ1人でやれ、遠くに行きたければチームでやれ」というフレーズがありますが、そのチームメンバーが必ずしも内部から選出される必要性はないということです。

 

この引用自体が他者の力を借りるということになります。

 

ここで言いたいのは、「それぞれの企業は、自分たちの専念するべき事業領域があり、そのことに専念するのが本来のあるべき姿だ」ということです。

クラスメソッドが色々なパートナーと提携する理由は、クライアント様の本業を支えるための選択肢を用意することだと考えるからです。

とあるクライアント様がいらっしゃるときに、EC(Electronic Commerce)サイトを構築することを目的にするとして、そのクライアント様はECサイトと通じて、製品やサービスを提供し、その先にいらっしゃるお客様に価値を感じて頂くことに意味があるのであって、そのために新しい認証基盤を構築したり、分析基盤を1から作ったり、さらにはセキュリティ管理を実現するというのは本来持つ力の発揮どころではないと考えるのです。

 

例えば、「予算●●で××というシステムを構築したい。だから、安いからこっちのサービスでよろしく!」というお話を現実問題として聞きます。これは構築、すなわち開発と、運用の考え方を捉えられていない状況ということになります。

システムは構築する費用だけでなく、運用していくための費用も必要です。稼働が始まったときに運用に掛かるコストを試算してみてください。

 

さらに言うと、人月計算は企業ごとに異なります。

1人あたりを75万円で計算する会社もあれば、100万円で計算する会社もあり、150万円あるいはそれ以上という会社も耳にします。

この背景は、1個人が提供する価値が高いために十分な給与を受けている場合と、一方で、現場は安い賃金なのに、給与が高いマネジメント層がいる場合などあるので、詳細は個々の解釈にお任せします。と言うわけで、金額の高い安いはそれぞれの企業が提供する価値や、状況によって決まるのですが、仮に100万円で計算される企業様の場合、1人のサーバーサイドエンジニアが、認証や、セキュリティ、分析基盤の運用によって合わせて1人月を必要とすると、それだけで1年を通して1,200万円必要となります。

このエンジニアが、それぞれの企業で本来提供出来るサービスに専念できることを、どのように受け止めますか。

実は、クラスメソッドが提携しているパートナー様のSaaS製品は、手離れが良いものが多く、導入時には手間がかからず、運用を開始してからも、保守はSaaS側に任せることが出来る製品が多いのです。

すなわち、あなたの本来の事業に専念するという構成は、選択次第で実現が可能ということです。

 

あなたの判断が合理的か、非合理的か、今一度確認されることをお勧めします。

 

なお、2019年6月12日から14日に開催されるAWS Summit Tokyo 2019では、これらのパートナー様も一緒に出展します。

是非、ご来場頂き、具体的なお話を聞いて、合理的な選択をしてみてはいかがでしょうか。