Amazon S3 をホームページとして利用する

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S3は静的コンテンツの置き場所として使える

Amazon S3 は安心で安価なインターネットストレージサービスとして始まりましたが、最近、コンテンツをホームページとして公開できるようになりました。具体的には、index.html の設置などです。今回は、S3でホームページを公開する方法をご紹介します。

Bucketの作成とプロパティの変更

AWS Management Console の S3タブから新規にBucketを作成します。

 

プロパティには4つのタブがあり、接続許可を指定するPermissionsタブ、ホームページとして利用するか設定するWebsiteタブ、Bucket内の動作ログを設定するLoggingタブ、Bucket内のObject消失を検出し通知するNotificationタブがあります。

Permissionsタブでは、Bucketそのものに対する設定を行います。今回はそのままです。

ホームページとして公開する

Websiteタブでは、ホームページとして公開する設定します。Enabledにチェックを入れます。これだけでホームページとして利用することができます。また、インデックスとして使用するオブジェクトのファイル名を指定します。今回は分かりやすく、index.htmlとしました。エラー時のページも指定できます。Endpointは、ホームページのドメインとなります。

さっそくEndpointにアクセスしてみましょう。Bucket内に新規Objectを追加します。名前はindex.htmlです。そしてブラウザでアクセスしてみます。

あれ?403エラーが表示されます。 理由は、index.htmlのPermissionがALLになっていなかったためです。公開設定を忘れずに行いましょう。

公開設定を行います。

確かに公開となりました。 ObjectのプロパティからPermissionsタブを確認すると、Everyone(すべて)の閲覧許可となっています。

まとめ

今回は、S3をホームページとして公開する方法をご紹介しました。HTML/JavaScript/CSS/PDF/画像などの静的コンテンツを置き、設定だけで直ぐに公開することができました。バックアップ先としてだけでなく、コンテンツ配信のプラットフォームとしも十分に使える機能だと思います。また、テレビや新聞での紹介により急激なアクセス増加が合ったとしてもサーバーダウンなどがありません。安心で安価で落ちないホームページにS3はいかがでしょうか。是非お試しください。