お手軽リソース監視 〜 Cacti編 | アドカレ2013 : CFn #5

2013.12.05

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はじめに

こんにちは植木和樹です。

このエントリは『アドベントカレンダー2013:AWS CloudFormationビッグバンテンプレート』5日目の内容となります。今回は『Cacti』を一発構築してみたいと思います。 先日4日目は大瀧さんのDeep Securityマネージャ編でした。

Cactiについて

EC2へのCactiインストール方法については以前【AWS】PHP製監視ツール Cacti (Cacti on EC2セットアップ編)でご紹介しました。本日はその内容をCloudFormation一発で作成してみたいと思います。

公開テンプレート

本番用テンプレート

今回のテンプレートはすでに存在するVPCとサブネットに作成するようになっています。

Cacti on EC2を起動

テンプレートを起動すると、入力パラメータとして8つ求められます。このうち4つが環境ごとにことなるパラメータです。

スタックパラメータ

VpcId
EC2やRDSを起動するVPCのID
CactiSubnetId
Cactiが動くEC2を起動するサブネットのID
RDSSubnetIds
Cactiのデータを格納するRDSを起動するサブネット(Multi-AZなのでカンマ区切りで2つ入力)
KeyName
EC2にログインするためのキーペア名
DBInstanceClass
Cactiのデータを格納するRDSのインスンスタイプ(初期値:db.t1.micro)
AllocatedStorage
Cactiのデータを格納するMySQLのデータサイズ(初期値:5GB)
CactiInstanceType
Cactiが動くEC2のインスタンスタイプ(初期値:t1.micro)
SSHFrom
Cactiへのssh接続を許可するIPアドレス(初期値:0.0.0.0/0)

お手軽VPC入りテンプレート

もっとお手軽に試してみたいという方はVPCもまとめて作成するデモ用テンプレートもご用意しました。EC2にログインするためのキーペア名(KeyName)だけパラメータに入力すれば、ひとまずお試しいただけるかと思います。VPCのCIDRは10.0.0.0/16となっています。

Cacti on EC2(デモ用)を起動

スタック作成後の作業

スタック作成が完了すると、[Outputs]タブのCactiURL欄にURLが表示されるのでクリックしてください。

20131204_cacti_001

Cacti設定画面が表示されれば成功です!

20131104_cacti_001

この画面から【AWS】PHP製監視ツール Cacti (Cacti on EC2セットアップ編)でご紹介した「Cactiの設定」に従って初期設定を行ってください。

cronも5分毎に実行されるよう、すでに設定されています。しばらくするとlocalhostのグラフが表示されると思います。

あとは必要に応じてカスタムスクリプトやホストテンプレートを追加していってください。

まとめ

AWS CloudFormationビッグバンテンプレート、5日目をお送り致しました。テンプレートファイルはGitHubに公開してあります。pull-req 大歓迎です。

明日6日目のテンプレートもご期待ください!