AWS IoT Buttonで出勤ボタンを作る
まとめ
- 最近社内でチャットサービスや勤怠管理デバイスの変更があった。
- 連携しやすくなったので、毎日の開店/閉店手続きをIoT Buttonにまとめた。
- よかった。
背景
最近社内で使っているサービスの見直しが行われており、チャットサービスのSlackへの移行が決まったり、打刻時の認証が指紋認証からMyレコーダーに変更されたりしました。
これまでは出勤/退勤に伴う諸手続きの自動化は、指紋認証により阻まれていましが、今回その障害がなくなったことで自動化が現実的になりました。
そこで、本記事では出勤/退勤の処理をLambda関数にまとめ、IoTボタンの1クリックで実現できることを確認しました。
やりたいこと
所属部門やグループによりルールは異なりますが、私は出勤/退勤時に以下の3ステップの作業を実施しています。
これをlambda + IoTによって1ステップにまとめることが今回の目的です。
構成
以下の構成でLambda関数を作成します。関数や関連するAWSリソースはServerless Frameworkで管理します。
KoT MYレコーダーに関しては、打刻APIがある気配がありましたが、利用には申請が必要らしいということで、社内で色々調整するのが面倒臭そうだったのでブラウザを直接叩く方式にしました。APIが使える人はそちらを使うべきだと思います。
つくったもの
作成したプロジェクトはGitHubにあげてあります。詳細なコードなどを確認したい方はどうぞ。
デプロイ方法やIoTボタンでの操作方法などはREADMEにまとめてあります。
利用の際はSlack Messageの投稿先チャンネルなどは自環境のものに変えておいていただければと思います。
動作確認
KoTおよびSlackで動作を確認することができました。
感想
- 気まぐれで買ったまま塩漬けになっていたIoTボタンの使い道ができてよかったです。
- AWS IoTの勉強をする良い機会かなと思いましたが、何も考えずポチポチしてたら簡単にLambdaと連携できたのでちょっと残念でした。
- Lambda関数にHeadless Chromeを載せることができたので、今後色々な場面で応用できそうな気がします。