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“AWS Transfer for SFTP”発表!S3がSFTPで連携可能に!! #reinvent

AWS re:Invent 2018において、AWS S3用の完全マネージド型SFTPサービスである"AWS Transfer for SFTP"が発表されました。機能を紹介します。
2018.11.26

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はじめに

今年も始まりましたAWSの年次イベント、"AWS re:Invent 2018"
本格的にセッションも始まってない内から、新サービスが目白押しです!

本エントリで紹介するのは、"AWS Transfer for SFTP"
なんとAWS S3用の完全マネージド型SFTPサービスです!!
早速このサービスについて紹介します。

AWS Transfer for SFTP(AWS SFTP)とは?

提供機能

下記公式ページでサービスの概要が発表されています。

こちらによると、「アプリケーションの変更やSFTPサーバーの管理を必要とせずに、SFTP(Secure Shell File Transfer Protocol)を使用するファイル転送ワークロードをAWSに簡単に移動できる」とあります。

以下の手順で構築するようです。

  • マネージドSFTPサーバーを作成
  • ドメイン名をサーバーエンドポイントにマップ
  • SFTPクライアントの認証方式を選択する(内蔵 or 独自のIDプロバイダー)
  • 転送されたデータを格納するAmazon S3バケットを選択する
  • 既存のSFTPクライアントまたはアプリケーションでアクセス

提供リージョン

AWS SFTPは、以下のリージョンで利用可能です。

  • 米国東部(N.バージニア、オハイオ)
  • 米国西部(オレゴン、N.カリフォルニア)
  • カナダ(中央)
  • ヨーロッパ(アイルランド、パリ、フランクフルト、ロンドン)
  • アジア太平洋地域(東京、シンガポール、シドニー、ソウル)

東京でも使えるのは嬉しいですね!

料金

AWS SFTPを使用すると、以下2点で料金が発生します。

  • SFTPサーバーエンドポイントの使用料金
    • $0.3/Hour
  • データのアップロードとダウンロード
    • $0.04/GB

料金は全リージョン共通です。データのアップロード/ダウンロードそれぞれに課金されます。

おわりに

S3バケット上のファイルに対してSFTPでアクセスする構成は少なくないと思います。そのためにSFTPサーバ用のEC2インスタンスを立てて、障害時に備えて予備機も考えて…などの設計・実装が必要だったのですが、これが一気に不要になるのは大変ありがたいです。

東京リージョンでも使えるので、早速皆さんSFTPサーバの見直しに入りましょう!

追記: 早速東京リージョンで動かした内容を下記ブログに書きましたので、是非併せてご参照ください!

新サービスAWS Transfer for SFTPを使って、WinSCPからS3へアクセスする #reinvent