【速報】T3インスタンスがリリースされました!

アイキャッチ AWS EC2
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はじめに

中山(順)です。

みなさん、T2インスタンス使ってますか?お安いので検証環境などでは御用達という方/負荷が低い本番環境でバリバリ使ってるぜって方も多いと思います。

そんな中、T3インスタンスがリリースされました!

New T3 Instances – Burstable, Cost-Effective Performance

Burstable Performance Instances

提供されるインスタンスタイプ

t2インスタンス同様のラインナップです。

  • t3.nano
  • t3.micro
  • t3.small
  • t3.medium
  • t3.large
  • t3.xlarge
  • t3.2xlarge

利用できるリージョン

以下の12リージョンで利用可能です。

  • US East (Ohio)
  • US East (N. Virginia)
  • US West (N. California)
  • US West (Oregon)
  • Canada (Central)
  • Europe (Ireland)
  • Europe (London)
  • Europe (Frankfurt)
  • South America (São Paulo)
  • Asia Pacific (Tokyo)
  • Asia Pacific (Singapore)
  • and Asia Pacific (Sydney)

価格

公式の価格表で確認できます。t3の方が安かったり高かったりしますが、ほぼ同じ価格帯です。

Amazon EC2 Pricing

Amazon EC2 Reserved Instances Pricing

T2インスタンスとの違い(価格以外)

現時点でわかる範囲の違いをまとめます。(他にあれば追記します。)

仮想コア数

t2.nano, t2.micro, t2.smallの仮想コア数は1でした。

t3インスタンスでは、これらの仮想コア数が2となりました。 それ以外のインスタンスタイプの仮想コア数は同数です。

CPUクレジット

同じサイズで2倍になりました!太っ腹!

CPU Credits and Baseline Performance

ただし、t3インスタンスにはt2で付与されていたLaunch Creditがありません。これは、Unlimitedの有効/無効に関わらずです。

Unlimited Mode

Note

T3 Standard and T3 Unlimited instances never receive launch credits.

ネットワークスループット

t2インスタンスでは、具体的なスループットが明示されていませんでした。("Low to Moderate"といった曖昧な表現でした)

t3インスタンスでは、最大で5Gbpsの帯域を利用できるとのことです。

EBS最適化

t2インスタンスでは、EBS最適化は利用できませんでした。

t3インスタンスでは、デフォルトで有効となっています。

ハイパーバイザー

新世代ってことで、もちろんNitroでした。

dmidecodeで確認しました。

System Information
        Manufacturer: Amazon EC2
        Product Name: t3.nano
        Version: Not Specified
        Serial Number: ec22ab59-a0c5-864b-1232-d5bbb13d8bc4
        UUID: EC22AB59-A0C5-864B-1232-D5BBB13D8BC4
        Wake-up Type: Power Switch
        SKU Number: Not Specified
        Family: Not Specified

確認方法の詳細は、以下の記事をご確認ください。

現行世代全18種類EC2インスタンスのHW情報をコマンドで比較してみた

旧ハイパーバイザーから移行する場合には注意しましょう。 移行の段取りを確認するにあたっては以下の記事が参考になると思います。

NITRO世代(C5、M5)へのEC2インスタンスタイプ変更を試してみた(Amazon Linux編) #reinvent

CPUモデル

プロセッサが新しくなりました。

cat /proc/cpuinfo
processor       : 0
vendor_id       : GenuineIntel
cpu family      : 6
model           : 85
model name      : Intel(R) Xeon(R) Platinum 8175M CPU @ 2.50GHz
stepping        : 4
microcode       : 0x2000043
cpu MHz         : 2500.000
cache size      : 33792 KB
physical id     : 0
siblings        : 2
core id         : 0
cpu cores       : 1
apicid          : 0
initial apicid  : 0
fpu             : yes
fpu_exception   : yes
cpuid level     : 13
wp              : yes
flags           : fpu vme de pse tsc msr pae mce cx8 apic sep mtrr pge mca cmov pat pse36 clflush mmx fxsr sse sse2 ss ht syscall nx pdpe1gb rdtscp lm constant_tsc rep_good nopl xtopology nonstop_tsc cpuid pni pclmulqdq ssse3 fma cx16 pcid sse4_1 sse4_2 x2apic movbe popcnt tsc_deadline_timer aes xsave avx f16c rdrand hypervisor lahf_lm abm 3dnowprefetch invpcid_single pti fsgsbase tsc_adjust bmi1 hle avx2 smep bmi2 erms invpcid rtm mpx avx512f avx512dq rdseed adx smap clflushopt clwb avx512cd avx512bw avx512vl xsaveopt xsavec xgetbv1 xsaves ida arat pku ospke
bugs            : cpu_meltdown spectre_v1 spectre_v2 spec_store_bypass l1tf
bogomips        : 5000.00
clflush size    : 64
cache_alignment : 64
address sizes   : 46 bits physical, 48 bits virtual
power management:

processor       : 1
vendor_id       : GenuineIntel
cpu family      : 6
model           : 85
model name      : Intel(R) Xeon(R) Platinum 8175M CPU @ 2.50GHz
stepping        : 4
microcode       : 0x2000043
cpu MHz         : 2500.000
cache size      : 33792 KB
physical id     : 0
siblings        : 2
core id         : 0
cpu cores       : 1
apicid          : 1
initial apicid  : 1
fpu             : yes
fpu_exception   : yes
cpuid level     : 13
wp              : yes
flags           : fpu vme de pse tsc msr pae mce cx8 apic sep mtrr pge mca cmov pat pse36 clflush mmx fxsr sse sse2 ss ht syscall nx pdpe1gb rdtscp lm constant_tsc rep_good nopl xtopology nonstop_tsc cpuid pni pclmulqdq ssse3 fma cx16 pcid sse4_1 sse4_2 x2apic movbe popcnt tsc_deadline_timer aes xsave avx f16c rdrand hypervisor lahf_lm abm 3dnowprefetch invpcid_single pti fsgsbase tsc_adjust bmi1 hle avx2 smep bmi2 erms invpcid rtm mpx avx512f avx512dq rdseed adx smap clflushopt clwb avx512cd avx512bw avx512vl xsaveopt xsavec xgetbv1 xsaves ida arat pku ospke
bugs            : cpu_meltdown spectre_v1 spectre_v2 spec_store_bypass l1tf
bogomips        : 5000.00
clflush size    : 64
cache_alignment : 64
address sizes   : 46 bits physical, 48 bits virtual
power management:

T2/T3 Unlimited

t2インスタンスでは、T2 Unlimitedはデフォルトで無効でした。

t3インスタンスでは、T3 Unlimitedがデフォルトで有効になっていました。ご注意ください。

Unlimited Mode

やってみた

マネージメントコンソールであれば、インスタンスタイプを選択するだけです。 東京リージョンで起動してみましたが、無事に起動できました。

運用中の環境における見直しポイント

思いつく範囲でまとめました。(他に思いついたら追記します。)

事前評価

必要に応じて、ご利用の前に事前検証(性能)を実施しましょう。

Launch Configuration / Launch Template

これらにおいてインスタンスタイプを指定しています。 t3インスタンスを利用したい場合には、再作成もしくは変更を行いましょう。

CloudFormation Template

パラメーターにおいてインスタンスタイプを指定するためのパラメーターを定義することがあると思います。 その際にAllowedValuesを利用しているケースがあると思います。

Parameters

適宜、t3インスタンスを追記しましょう。

リザーブドインスタンス

すでにt2インスタンスのリザーブドインスタンスをお持ちの場合でも、コンバーチブルであれば差額で変更が可能かと思います。

スタンダードで購入された場合には、次回の購入時までにt3への変更を検討しましょう。

まとめ

T2インスタンスはお安くEC2インスタンスを利用できて個人的にはとても重宝していましたが、 性能を理由に利用できなかったというケースもあったのではないでしょうか。

T3インスタンスでは性能面におけるいくつかの懸念が払拭されましたので、用法用量を守り正しくお使いください。(ちゃんと検証してから使ってください)

現場からは以上です。