はじめてのSendGrid に参加してきました! #sendgrid_jp

はじめてのSendGridセミナーに参加してきました。その様子をレポートします。
2018.09.11

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はじめに

おはようございます、加藤です。SendGridを提案できるようになりたいなぁと思い、はじめてのSendGridセミナーに参加してきました!
内容をレポートします。

入場時にドリンクを頂きました。ジュース美味しい!

セミナー

  • あらゆるニーズに対応するEメールプラットフォーム
    • SendGridの採用実績
  • SendGrid概要
    • 100ヵ国以上で74、000以上の有料ユーザ
    • オフィス4拠点
      • デンバー
      • サンフランシスコ
      • アーバイン
      • ロンドン
    • SendGrid利用ユーザーヒートマップ
  • 450億通
    • SendGridが月当たりに送っているメールの総数
  • 数字で見るSendGrid
    • 1日でTwitterが5億ツイートされる
    • 1日でSendGridは15億メールを送る
  • パートナー
    • AWS、Azure、GCPとパートナー
    • AWS、AzureでSendGridのmarketplaceが提供されている
  • You Can't Kill Email
    • トランザクションメール
      • サインアップ通知
      • パスワードリセット
      • 請求書送信
    • マーケティングメール
      • プロモーション
      • キャンペーン
      • ニュースレター
  • メールの利用は増加し続ける
    • 1日のメールトラフィックは4年間で、2.690億通から3,196億通に増加
    • 同様にEメール利用者数も37億人から41億人に
  • メールによるコミュニケーションが好まれている(日本)
    • 画像TODO
  • メールはデジタルコミュニケーションに必須
    • なぜEメールなのか
      • 最も普及してるデジタルID(世界で40億アカウント以上)
      • 非常に高いROI(38x)
      • あらゆるWebサービスのIDのとして利用されている
      • パーミッションベースでの獲得
      • 一般消費者がセキュアに利用可能
  • 用途が変化したがメールは生き続け、しかもサービス提供の上で必須
  • しかし、実は難しいメール配信
    • 正当な(スパムを除く)メールの20%が受信トレイに到達していないという調査結果
  • SendGridの強み
    • SendGridに切り替えただけでメールが届かないという連絡が減った
    • 大量のメールを送ることが可能なインフラ
    • 日本の専門家がサポート対応
  • メールを届けるために必要なこと
    • レピュテーション管理が重要
      • レピュテーションは送信者の信頼値
      • 低いとメールがブロックされる可能性が高い
      • 基本的にレピュテーションは送信者のIPアドレスに紐付いている
    • レピュテーションを高めるために
      • バウンス/苦情への対処
        • バウンスされた宛先に再送してはいけない
          • 続けると悪意ある送信者と見なされてします
        • スパム報告を受けたら再送していはいけない
          • フィードバックループの仕組みを使って受け取る
      • リストクリーニング
        • バウンスアドレス、無効なアドレスは削除
        • 長期間反応がないアドレスも削除
        • スパムトラップへ送信してしまうと、ブラックリスト掲載のリスクあり
          • ブラックリスト運営者が予め作っておいたメールアドレス宛に送信が来るかで登録している
    • IPウォームアップ
      • SendGridプロでは固定IPアドレスを払い出す
      • 最初はIPアドレスに信頼が無いので大量に送ることができない
        • スロットリング(一時的なブロック)
        • ブラックリストへの追加されてします
      • 地道にメールを送る数を増やしておくことで信頼が高まる
      • 沢山IPアドレスを用意して対処はできない
        • スノーシュースパムと同じ仕組み
    • エンゲージメントを高くキープする
      • 開封やクリック
      • 返信があるか
      • 迷惑メール報告されていないか
      • サービスにとってEngagedなのかUnengageなのか判断しSunsetになったら削除する
    • 送信ドメイン認証
      • 送信元が正当なものであることを証明するための仕組み
      • なりすまし防止
    • 法令の遵守
      • 各国で迷惑メール規制法が制定されている
      • 送り先の法に従う
      • 送信者は遵守する必要がある
  • これらを実現するSendGridの機能
    • リアルタイムアナリティクス
    • サプレッションリスト
      • 送るべきでない宛先を自動的にリスト化
  • Sender Authentication(独自ドメイン利用設定)
  • Mail Send API
    • APIでメールを遅れる
    • 1リクエストで大量送信
    • 宛先の数が膨大になると送信に時間がかかるがSendGridを使えば時間がかからない
    • タイムセールなど大量に同時に送る時などに役立つ
  • Event Webhook
    • 発生したイベントを指定したURLにPOST
    • OpenやBounceなどに応じて外部に蓄積できる
    • コールセンターなどで問い合わせ時に特定のメールがどういった状態か特定できる(Openされたかなど)
  • アカウント作成方法
    • SendGridが悪用されるわけに行かないので利用時に審査がある
    • 無料で12,000通/月で利用可能

デモンストレーション

SMTP

SMTPサーバとしてSendGridを使用できることを確認するデモ。

$ telnet smtp.sendgrid.net 587
auth login
<<エンコード済みユーザ名>>
<<エンコード済みパスワード>>
mail from: aaa@example.com
rcpt to: bbb@example.com
data
to: bbb@example.com
from: aaa@example.com
subject: Test email

this is a email from SendGrid
.

送信後、SendGridのダッシュボードでActivity Feedをチェック、無事に送信されていました。

WebAPI

https://sendgrid.com/docs/API_Reference/api_v3.html
のブラウザ上からAPIを試せる機能を使用してAPIでメール送信するデモ。(自分のAPIキーで自分のSendGridから送信)

  • 単体でメール送信
  • テンプレートを用意し置換(Nameタグを実際の名前に置換)して送信
  • WebhookでRequestbinにJSON形式で送信結果を伝える
  • わざとバウンスされる宛先にメールを送信
    • バウンスされることを確認
    • もう一回送信してドロップされることを確認

このTry itの機能は便利ですね、簡単にテストができます。

作成したリクエストを実際に実装する為のコードまで生成してくれます。

マーケティング

マーケティング(非エンジニア向け)機能でWebブラウザから操作してメールを送るデモ。

  • 送信
    • 必要な情報
      • 差出人
      • 宛先
      • 配信停止グループ
    • 情報はCSVでアップロード可能
    • 生年月日などオプション情報も追加可能
  • テンプレート
    • レスポンシブ対応済み
    • オリジナルのテンプレートをインポートすることも可能
      • sendwithus などを活用すると便利
    • 0からテンプレートを作成することもブラウザ上で可能
      • ドラッグアンドドロップで簡単に作成できる
      • HTMLでの作成もサポート
        • 2ペインでプレビューしながら作成が可能!
        • プレビュー側をクリックすると該当コード部分がハイライトされる
        • サンプルコードがあれば非エンジニアでも使える
  • プレビュー
    • PC・スマホでのプレビューに対応
  • セグメント
    • 設定した条件を満たす宛先データの集合
    • セグメントは宛先リストの変更に対して動的に変化
    • 年齢・性別で簡単にフィルタできる
  • A/Bテスト
    • 最大に6バージョンまで作成して反応を見てからメールを送信できる

あとがき

WebAPIのデモが結構エンジニアよりな内容で私的には楽しかったです。
Try it(ブラウザからAPIテストできる機能)は驚きました、こんな便利な機能があったんですね、しかもコード生成までできるとか快適すぎる。
後はもっと自分で触って体感して提案できるようがんばります!