
【合格体験記】PMP(Project Management Professional)に合格しました【2025年9月版】
2025.09.16
クラウド事業本部の永守です
Project Management Professional(以下、PMP)に合格しました
この試験自体が独特ですし、受験時期によってかなり内容が変わると思いますので、ご参考になれば幸いです
PMPとは
PMPは、PMI(Project Management Institute)が認定する国際的なプロジェクトマネジメント資格です
世界で最も権威のあるプロジェクトマネジメント資格の一つとされています
受験するにあたって
- PMP受験を決めた理由・きっかけ
- 自身のロールは「プロジェクトマネージャー」
- 「持っておいたほうがよいな」と思った出来事
- 業務上、RFP(提案依頼書)を頂くことが多く、「担当PMはPMPまたはプロジェクトマネージャー資格保有者であること」という一文を目にする機会が増えた
- 業務上の経験
- ウォーターフォール、アジャイル、ハイブリッド、全て経験済
- 現在も、ウォーターフォール、アジャイルそれぞれのPJを担当している
受験概要
- 受験日: 2025年9月某日
- 受験方式: テストセンター
- 学習期間: 実質2ヶ月
- 学習時間: 100h(事前研修除くと65h)
勉強の進め方
Phase0:敵を知る
- 試験要綱
- 倫理・職務規定
- PMBOK
- PMBOK 第7版
- お値段がお高いので購入するのは大変かもしれません
- PMI会員になれば、PDFダウンロードが可能になります
- 私は、上長が保有していたものをお借りしました
- PMBOK 第7版
- アジャイル実務ガイド
- お値段がお高いので購入するのは大変かもしれません
- PMI会員になれば、PDFダウンロードが可能になります
いずれも目を通すレベルで問題ありません
Phase1:PMI認定研修/事前申請/試験申し込み(4週間)
- 認定研修の受講
- PMP Prep PDU Course (Udemy)
- 35hを少しずつ消化する
- 事前申請を実施
- 最終学歴によって申告する経験年数が異なる
- 英語で記述する必要がある
- 監査対象になると、証明書類を提出する必要がある
- 監査対象はランダムで選ばれている模様
- 私は監査対象外でした
- PMI会員になるか/ならないか
- 私は会員になりましたが、非会員でも受験は可能です
- 試験費用が変わってきますので、ECOをよく読んだ上で選択してください
- 試験申し込み
- 申請が通ると、試験予約が可能になります
- 受験可能な会場が少ないです
- 予約が取りにくいです
- 最短でも1ヶ月先になると思います
- キャンセルやリスケジュールでもお金がかかるケースがあります
Phase2:問題演習(3週間)
- 使用した問題集
- 【PMIイズムを身に着ける!】PMP試験対策 模擬試験問題集(6回分/全300問)PMBOK第7版対応(Udemy)
- PMI Study Hall® Essentials ミニテスト(15問×15回=225問)
- 正答率
- 最初は50%~60%程度、延々と繰り返して100%に近づける
Phase3:直前対策(1週間)
- 模擬試験
- PMI Study Hall® Essentials 模擬試験(175問×2回=350問)
- 正答率
- 60%~70%くらいだった
- 本番より難しい
- 60%~70%くらいだった
- 最終調整
- IT-Concepts JAPAN PMP道場(370問)
- 他の問題集は答えを覚えてしまったので、最後に追加
- 正答率
- 最初から60%~90%、100%に近づけるようにラストスパート
- 本番相当
- 最初から60%~90%、100%に近づけるようにラストスパート
- IT-Concepts JAPAN PMP道場(370問)
その他の教材
- YouTube動画
試験当日の体験談
他のベンダー資格との一番の違い
- 本試験は休憩を取ることが可能
- ロッカーへ荷物を格納する際の注意点
- 休憩中に利用する予定のモノはロッカー内でカバンの外に出しておく
- 水
- ラムネ等のお菓子
- ハンカチ
- 休憩中に利用する予定のモノはロッカー内でカバンの外に出しておく
- ロッカーへ荷物を格納する際の注意点
試験中の様子
- 試験方式について
- 60×3回の合計180問
- うち、5問は採点対象外
- 60問経過毎に休憩10分を取得可能
- 見直しは直近60問分しか見直しできない
- 時間配分
- 想定及び実績
開始前 | 60問 | 休憩 | 60問 | 休憩 | 60問 | |
---|---|---|---|---|---|---|
【想定】所要時間 | - | 70分 | 10分 | 80分 | 10分 | 80分 |
【想定】残り時間 | 230分 | 160分 | - | 80分 | - | 0分 |
【実績】所要時間 | - | 60分 | 10分 | 55分 | 10分 | 60分 |
【実績】残り時間 | 230分 | 170分 | - | 115分 | - | 55分 |
- 休憩の取り方
- 60問毎に休憩しますか画面が出てくる
- 水分補給、軽食、お手洗いのみが認められています
- 休憩してない人もいたと思う
試験後
- 手応え
- 確信は全くなかった
- 結果発表
- 会場でA4の紙を渡されます
- 合否は即時に分かります
- 会場でA4の紙を渡されます
- 合格通知(正式)
- 翌日朝までに(2:00でした)、メールで通知されます
- PMIのマイページに反映されていることを確認
試験結果
Overall Performance: PASS(合格)
People(42%) | Process(50%) | Business Environment(8%) |
---|---|---|
Target | Target | Below Target |
- 評価基準
- Needs Improvement(改善が必要) < Below Target(いま少し) < Target(OK) < Above Target(よくできました)
- PeopleとProcessで救われていることが分かります
- 「出るところを抑えましょう」の典型例となります
- レポートでより詳細な内訳を確認しましたが、Business Environmentの出来もPeople、Processと大差なかった
感想
- 問題文の日本語
- 問題集は変な日本語が多く、苦しんだ面もあったのだが、本番の試験はそこまでではなかった
- 英語切り替え機能があるので、文意の理解が難しいときは切り替えて、英語で読んだ
- 合格の要因
- ひたすらアウトプットするのみ
- 1000題以上、解いている
- 現行の試験バージョンだとアジャイル開発に偏っている印象で、私はその領域の経験をしてきたので、勉強しやすかった面はあります
- ひたすらアウトプットするのみ
- 仕事への影響
- 公共案件や大手企業案件で、少なくとも資格は受注にあたっての支障にはならない
- 学んだ知識の活用
- 今後は学んだ知識を担当PJの顧客およびメンバーへ還元できるように努力していきたいと思います
その他参考資料
- PMI公式サイト
- PMI日本支部
- アジャイルサムライ――達人開発者への道
- SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】 スクラムチームではじめるアジャイル開発
- アジャイルレトロスペクティブズ
終わりに
以上、どなたかの助けになれば、幸いです
クラウド事業本部の永守がお送りしました