せっかくだからiPad ProのeSIMをre:Inventで使ってみた #reinvent

2019.12.03

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

どうも、CMガジェット部の大村です。

去年、re:Inventへ参加することが決まった後、新しいiPad Proが発売されることが発表され、いい機会だからと購入しました。

私が購入したモデルは以下になります。

11インチiPad Pro Wi-Fi + Cellular 256GB - スペースグレイ (キャリアはdocomo)

せっかくre:Inventでアメリカまで行くのだから、今回のモデルよりApple SIMから変更されたeSIMを使ってみようと思い、現地で使ってみたレポートになります。

eSIMとは

一般的なプラスチック製のSIMと異なり、通信機器に埋め込まれた電子的なSIMのことです。取り外して他機種に搭載できない代わりに、ネットワークを利用して書き換えられるなどメリットがあります。

eSIMの説明についてはここでは本題ではないため、IIJさんの「IIJ Technical DAY 2018」の"eSIMとは何か"の講演資料がいままで見た中で詳細にわかりやすく説明されています。

簡単にまとめると、従来のSIM以外に仮想SIMがあるので、デュアルSIMと同等の効果があり、通信を切り替えるのに便利な感じです。

2018年9月に発売されたiPhone XS / XR では、iOS 12.1 からeSIMが使えるようになっています。併せて、その後に発売された2018年モデルのiPad Proも、Wi-Fi + CellularモデルではeSIM対応しています。

私は、このeSIMが使いたくてiPad ProをCellularモデルにしたと言っても過言ではありません。国内通信メーカーもeSIM用のプロファイルをどんどん公開して、どんどん利用可能になってほしいものです。

選べるキャリアは結構ある

 

私は普段docomo回線を利用しているのですが、現地でローミングすると結構な金額を支払うことになります。

かといって、simを入れ替えて利用するのも面倒だし、Wi-Fiルーターをレンタルすると電源管理などでしんどそうです。(ソフトバンクユーザーはアメリカ放題プランがあるのでそれがベストっぽいです。)

ここは安く済ませるためにぜひとも現地の通信サービスを格安で利用したいところ、ということで、SIMを追加してみます。

 

新しいSIMを選ぶと、通信事業者を選択するのが出てきます。AT&T、Sprint、T-Mobileといった、アメリカでも上位の契約者数を誇る回線が目に付きます。

タップすると、その場で色々な契約形態が選べます。主なもので言えば、1日○○Mまで使えていくら、○ヶ月の間に○G使えていくら、などなど。

今回は、T-Mobileの、iPad exclusive offerを使ってみます。5ヶ月で5GBが$10ならめちゃくちゃ安いです。

住所を聞かれたらホテルを答えればいい

T-Mobileの会員登録はアメリカの現住所を聞かれます。

私の場合は、トレジャーアイランドに宿泊していたので、こちらのホテルの住所を利用しました。

支払いはクレジットカードなので、住所自体にはたいした意味はなさそうですが、連絡取れる手段としてこちらを指定するのがベターだと思います。

諸々必要事項を入力して、クレジットカードを指定して、支払いを完了。

 

無事、eSIMが設定されました。

しばらくすると、プラン設定が読み込まれ、残り残量が表示されるので、これを超えるまでは使い放題です。

eSIMにT-Mobileを入れたことにより、格段に便利になりました。

まとめ

移動中に次のセッションの確認等をするとき、どうしても通信環境が欲しくなります。しかし、通信環境をいきなり揃えるのは厳しいです。

eSIMは、SIMを購入しなくてもSIMのメリットを享受できる素晴らしいシステムだと言えます。特にプリペイドで力を発揮します。

日本でもeSIMがどんどん流行ってくれればいいのになと思います。