レッツゴーデベロッパーのレポート(おまけ:金銭交渉の簡単なパターン)
7月13日に仙台で「ビジネスモデルYOU」のワークショップをしてきました。
「レッツゴーデベロッパー変真」
http://tohoku-dev.jp/modules/eguide/event.php?eid=218
アジェンダ
- ワークショップの説明
- ビジネスモデル・キャンバスの説明
- ビジネスモデル・キャンバスのワークショップ
- パーソナル・キャンバス①
- パーソナル・キャンバス②
- 第3のキャンバス
- おまけ
※ 今回は「現場にいかなければ体験できない」感を重視したかったのでスライドは非公開です
準備にかかる見積もり誤りのため、睡眠時間を削りに削り、現地に向かう新幹線の中でも資料を作り続けて、フラフラの状態でワークショップをファシリテーションしてきたのですが、ご参加いただいた23名くらいの皆様のほとんどから「良かった」という感想をいただけて何よりです。
ありがたすぎる感想ブログ
「2013-07-15 レッツゴーデベロッパー変真 #5000dai」エンジニア的なネタを毎週書くブログ
http://taichiw.hatenablog.com/entry/2013/07/15/021642
当日のまとめ
「レッツゴーデベロッパー2013 変真」 トゥギャッター
http://togetter.com/li/533451
おまけ。
今回のワークショップはセルフマーケティングの26の秘密を順々に解説していくというストーリーをもたせました。終盤でお金の交渉についてちょっと説明をしたのですが、説明が雑だったので(反省)この場で補足をします。
ベース:交渉に臨む際は「断れる」状況を作ること
交渉における最強のカードは「拒否」です。
相手が交渉の場につくのは何らかの理由があって交渉を成立させたいので、それを断るというのは相手が一番望まない結論となります。なので、例えば仕事を請けるときは、この仕事を断っても困らないという状況を用意しておくと、相手は交渉を成立させるために譲歩をするようになるので、優位に交渉を進めることができます。
パターン1:希望額は相手に先に言わせること
価格は一度伝えるとどのような背景があろうとそれが予価であろうと、その価格がベースになります。そして買い手は「もっと払うよ」とは普通言いません。したがって一度提示した価格は下がるだけです。
売り手/買い手のいずれの立場になっても、なるべく相手の予算を先に聞き出すことがセオリーです
パターン2:先に希望額を宣言する
相手の予算感がまったく読めない、もしくは乖離が予想される場合は価格を先に提示してそれをベースにします。交渉成立後のメリット(収入だったり、得られるサービスだったり)が十分に理解されていることが条件です。
「あわよくば半額くらいに値切りたい」、「倍くらいの価格をふっかけたい」といった邪?な狙いをもっていそうだと読めたら、まよわず先に希望額を遠慮無く伝えましょう。それで交渉に乗らないようなら所詮それまでということです。
心得:一方的に勝とうとしない
自分が買い手だった場合、その時点で立場が強くなるので、厳しい条件を突きつけやすくなります。しかし、それが度が過ぎた場合は売り手から見たら望ましい取引相手とは思われないでしょう。相手に損をさせるような条件を押し付けてはいけません。
「妥協とは、自分が一番大きなケーキをもらったと、すべての人が思うような方法で、ケーキを分ける技術だ。」 ──ルートヴィヒ・エアハルト(政治家、旧西ドイツ元首相)
という言葉があります(「Personal MBA」って本に書いてありましたw)。
上手く交渉ができた場合は、お互い Win-Win になります。交渉を上手く進めたいと思ったら、まずは相手のことを思いやるところからではないかと、個人的には思う次第です :)