Messaging APIでアイコン・表示名を変更できるようになりました

従来法人オプションとして提供されていたアイコン・表示名を変更できる機能がMessaging APIのPush/Reply APIで一般利用できるようになりました。これにより公式アカウントにて複数の人格を介在させることができます。
2020.03.21

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はじめに

こんにちは、中村です。LINE公式アカウントでアイコン・表示名を変更できる機能がMessaging APIのPush/Reply APIで誰でも利用できるようになりました。 同機能は今まで法人用オプションとして提供されておりましたが、今回一般公開の運びとなりました。

アイコン・表示名を変更する

利用方法するには従来のMessaging APIで送信するメッセージオブジェクトにsenderオブジェクトを追加します。senderオブジェクトは以下のプロパティで構成されています。

プロパティ名 説明
sender.name 表示名。LINEなどLINEサービスと誤認する可能性のあるワードは使用できない。最大20文字
sender.iconUrl 表示するアイコンHTTPS URL。最大1000文字

それでは実際にPush APIを使ってアイコン・表示名の変更をします。通常は企業アカウントですがサポート時にオペレーターへ変更するイメージです。 送信するメッセージオブジェクトはこのようになります。

{
    type: 'text',
    text: 'お問い合わせいただきありがとうございます。お調べしますので少々お待ちください。',
    sender: {
        name: '中村 優輝',
        iconUrl: 'https://xxxxxxxxx.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/cb787a111d8785064a16f8da8bf06fbd.jpg'
    }
}

node.jsの@line/bot-sdkにマージされていました。

まとめ

アイコン・表示名変更機能は、従来公式アカウントが1つのキャラクターとして利用することが多かった状況を変えることができます。個人的には今回のケースのようにカスタマーサポートやエンターテイメント領域でより利用がされるのではないかと思います。