[Notion思考]背景色は仕切りとなれるのか?
注意書きなど目立たせたい文章にはコールアウトを使ったり、区切りとなる構成については区切り線を使うケースもあるかと思います。
ただし、コールアウトも連用すると効用が薄まりますし、区切り線は個人差がありつつも正直視覚的には弱いなと思います。
代替案として、ブロック単位の背景を色変えによる仕切りとして使うこともあるのですが、これによるメリットやデメリットを書いてみました。
背景色変更によるメリット
Notionのブロック背景色変更は右クリックから手軽に変更でき、かつ必要に応じて文字色も変更可能です。故に文字色が黒だと読み取りにくくなるケースでも変更することで対応はできます。
個人的に背景色変更は見出しに使うことが多めです。これには幾つか理由があります。
Wordなどでは見出しを適用すると若干ながらのインデントも加わり、見出しと本文の区別がつきやすくなります。ですが、Notionでの見出し設定による可視化は文字サイズ変更によるものとなります。インデントが入るわけでもありません。
個人的にはこの点で本文と見分けがつかないケースもあるために背景色を毎回追加設定しています。社内では背景色を一切つけない派が多そうですが、なかなか目線が滑ることも多くて結構辛いです。
背景色変更によるデメリット
次に背景色変更によるデメリットも挙げてみます。
まず、有効なのはNotionで管理されている間に限定されます。エクスポートした文章での背景色変更反映は保証されません。Markdownはもちろん白地になりますし、HTMLにおいても正確に背景色の反映は保証されません。であれば変更するメリットもないと思われそうですが、エクスポートが要求される時点で保存管理の前提が変わっている可能性があり、背景色による可読性補助は二の次でしょう。
次に、白地ベースでのドキュメントが求められる場合。所謂フォーマットが厳密に決まっている場合には着色は論外でしょう。ただ、行高や罫線などで細かな調整ができないNotionに法的定型フォーマットを求めることこそ不毛でもあるため、できればベースはWord等で微調整したドキュメントにしてほしいものです。
あとがき
背景色を仕切りとして用いることについて書いてみました。背景色を設定することに兎に角難色を示される方も恐らくいることでしょう。個人的に、その場合は文書管理のサービス変更にまで行き着くかもしれませんが、UX面も含めて何故なのかを辿ってみるべきとも思います。