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社外勉強会に参加する時の心得

2016.07.07

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はじめに

 社外勉強会に参加する時に個人的に気をつけていることや、以前できなくて反省した結果気をつけたい事をまとめてみます。 またやってよかったなと思った事についても書いてみます。

勉強会に参加する目的を明確にする

  1. 新技術を知る
  2. 登壇者と話したい
  3. ブログを書く
  4. もくもくしたい
  5. コミュニティ活動 等

どんな目的で参加するのかによって注意することも変わってくるのかなと思います。

どの目的で参加しても共通してやった方がいい事

名刺を必ず持っていく

話をするきっかけとして名刺交換は非常に大切です。名刺がないために話すきっかけを作れない!! ということがないように少し多めに持って行きましょう。

申し込みは早めに

 勉強会によっては抽選だったり、募集後すぐに定員オーバーといったことがあります。 対策としてはスケジュールがわからなくても、興味があればとりあえず応募する。あとは勉強会当日めがけて全力で仕事を終わらせるなり、上司に土下座してお願いするなりして調整します。

開場時間前に行く

 登壇者や主催者と話したい事は多いのですが、可能なら開始時間前ではなく開場時間前に行きましょう。登壇者は話し終わった後に次の用事があって帰る事もあるので「終わってから話そう」「懇親会で話をしよう」はうまくいかないことがあります。 また登壇者・主催者は懇親会でも多くの人に囲まれて話せない事がありますが、開始前だと周りに人がいない事が多い気がします。

録画をする

 どれだけがんばってメモをとっても、どうしてもカバーしきれなかったり、メモしている時に大事な事を聞き逃したりといった事があったので保険として録画をする事にしました。録音をした事があったのですが、録音だと1時間のセッションだと聞きたい事を探すのに時間がかかったり、スライドを忘れてしまっていた場合、音声だけで記憶を掘り返す事ができないといった事があったので、録画がおすすめです。 録画をしていればメモを取る必要がなく、登壇者の話に集中できます。
くれぐれも容量オーバーにならないようにチェックしておきましょう。

最前列に座る

 これは1番前でやる気をアピールするためではありません。スマートフォンで録画をするためです。1番前に座るためにも可能なら開場時間前に行ったほうがいいです。  

懇親会は極力参加する

 ピザやビールが無料のところが多いですね。有料だったとしても、自己投資だと思って極力参加しましょう。
 登壇者の方が発表ではオフィシャルなので話せなかった事を話してくれたり、いい人を紹介していただけたりします。  自分が読んだ事がある記事の執筆者に会ったりする事も多々あり、そんな時はテンションが上がりますね。
 居酒屋での懇親会だったりすると、1度座ると移動しづらいので話をしたい人の近くに座るように全神経を使います。

他の参加者に知っている人がいるかどうかをチェック

atndconnpassの場合、他の参加者を確認できるので知人がいるかどうかを確認して、いれば事前に連絡をして現地では合流します。誰かと一緒だと懇親会中に話したい人が忙しい時に手持ち無沙汰にならなかったり、複数セッションの勉強会だとおすすめが聞けたりします。

LT枠があればLTをする

 過去に使ったスライドが何本かあるので客層を見ながら、過去のスライドの再利用をしています。  技術的なことについては移り変わりが激しいので以前作ったスライドが、すぐに古い情報になったりするので、抽象的な内容のスライドを持っていると再利用できます。

例)

[ニュースから見るIT技術]

[エンジニア35歳定年説に挑んだ結果]

[エンジニアが英語を覚えるとどうなるのか]

LTをするとその後、懇親会等で他の参加者と話しが盛り上がります。あとだいたい褒めてもらえるのでいい気持ちになります。

1)新技術を知るために参加する時の注意点

「最近よく名前を聞くからちょっとどういう技術なんだろう」という感じで参加すると、失敗します。というか僕は失敗しました。知らない技術なので話の内容に途中からついていけなくなり、虚しさが残ります。こうなると質問どころか、懇親会に参加する気もなくなり、静かに去ることになります。
「概要くらいは掴みたい」だったり、「雰囲気だけでも掴みたい」といった軽いモチベーションで参加する場合でも、その目的を達成するためにはネットでその技術について書かれていることは1通り読んで、大枠を把握した状態で参加して、ようやく新技術の概要や雰囲気を掴めるのだと最近わかりました。

2)登壇者と話したいので参加する時の注意点

 登壇者と話したいと思って参加したことがこれまでに何度かありましたが、僕は以下のように考えています。話すタイミングは大きく分けると

  • 登壇前
  • Q&A
  • 登壇後(懇親会)
  • 後日

とあります。
 登壇前に話をするときには、自己紹介となぜ自分がこのセッションを聞きに来たのかを伝えて、「がんばってください」や「楽しみにしてます」といったことを手短に話すようにしています。(緊張しているかもしれないし、もしかしたら直前まで資料の整理や頭の整理をしているのではないかという配慮! でも自分の顔は覚えてもらう)
 Q&Aの時は登壇者の方が話したいのではないかということを質問して、気持ち良く話してもらうことを心がけます。
具体的には

1番伝えたいことは何ですか?

この技術を習得すると誰が得をするのですか?

今後この技術がどうなれば嬉しいですか?

   ということを聞いたりします。
1度、登壇者の方から懇親会の時に話しかけられ,『先ほどは聞いていただいて助かりました、話すのを忘れていました』と言われたことがあります。
 懇親会で話す時は思う存分聞きたいことを聞きましょう。ただし、登壇者の方は多くの方と話したいと思っているかもしれないので、くれぐれも話しすぎてうざいと思われることがないようにしましょう。
 後学のために今後もつながりを持ちたい人がいたら、早めに連絡しましょう。時間がたつと連絡がとりにくくなります。(連絡をとる理由がなくなるので)

3)ブログを書くために参加する時の注意点

 わからないことを会場で聞きながら理解しようとすると痛い目を見ました。なので次からは事前にかなりの程度を理解して、ブログも雛形は完成した状態で行き、現地では自分の理解が正しいか?書いたことは正しいか?を確認する作業にするとうまくいくのでないでしょうか。(弊社のブログ神も似たようなことを話していました)

4)もくもくしたい時の注意点

思う存分もくもくしましょう。

5)コミュニティ活動をするために参加する時の注意点

 知人・友人を誘って行く。どこのコミュニティーもコミュニティーが活発になることを求めているはずなので、1人で行くより誰かを連れて行くと喜ばれます。
 そして、自分がコミュニティの中で何か貢献できることがないかを考えています。僕は写真・動画撮影は得意なので何度か協力をしました。

実例

上では書ききれなかった、僕がこれまで参加してうまくいったこと、失敗したことの例を挙げてみます。

目的を達成できた

 海外のAndroidエンジニアはいったい何を見て勉強しているのだろうか? → DroidKaigiに外国人エンジニアがくるので聞いてみよう → その場でwebsiteをいくつか教えてくれた上に、後日メールで良く見るサイトの一覧を送ってもらえた。 → その情報を元にブログを書けた。

 日本にはAndroidの外国人エンジニアのコミュニティはあるのだろうか? → 日本Androidの会の人に聞きに行こう。 → mobile mondayというイベントに参加すれば目的は叶えられるよと教えてもらう。

達成できなかった

 勉強会に参加してブログを書こう → 前日に発表内容について調べたが調査不足でわからないこと多すぎ → 家で録画した映像を見ながら1つずつ理解していく → 時間が経過 → qitaに続々と他の人の記事が上がり、モチベーションが下がる。 →勉強会の内容が賞味期限切れ → ブログを書く時は特に準備をする必要がある。

 今日は休みだからもくもく会に参加してもくもくしよう → LT枠しか空いていない → LT枠で応募 → もくもくするはずがスライドを作りおわると時間がほぼ終了 → スライドは再利用することで回避できる。

 ある新技術をもくもくする会に参加 → なぜか環境構築でトラブル → 構築が終わった頃には残りの時間は少しなので成果なし → 環境は事前に!

最後に

勉強会を開催する方々や企業は、無償で場所を提供していただいたり、軽食を提供していただいたり、知見を披露していただくことがほとんどです。 感謝と敬意をもって参加しましょう。

みなさんいつもありがとうございます。